「センスは習得できる」と希望を持たせてくれる良い本です。
もっと撮りたくなる 写真の便利帳
写真撮影に関する書籍は今まで何冊も(100円程度のセール品ばかりですが)購入してきましたが、絞りがどうとかシャッタースピードがどうとかいうような技術的な撮影技術(テクニック)について書かれた本が主でした。
今まで購入したカメラ関係の本
α6000 基本&応用 撮影ガイド
ソニーα6000マニュアル NEXからαへ進化! パワーアップした最速ミラーレス“α"
写真が上手くなる100のルール 学研カメラムック
写真がもっと上手くなる デジタル一眼 交換レンズテクニック事典101
写真がもっと上手くなる デジタル一眼 撮影テクニック事典101
デジタル一眼 撮影テクニック大事典 最新版 学研カメラムック
夕景・夜景の正しい撮り方 学研カメラムック
スナップ写真の正しい撮り方 学研カメラムック
デジタル一眼の風景撮影術 CAPAベストセレクション
写真撮影には技術も必要ですが「センス」も重要です。「センス」はある程度は「自分で磨けるもの」ではあるものの、「持って生まれたもの」が重要なウェートを占めると思っていました。そう言ってはおしまいなので認めたくはないものの、残念ながら「センス」については人から教えられるものでは無いと思っていました。
理屈の部分はそれなりにわかってきたつもりで明らかな失敗写真は少なくなってきました。しかし実際に自分の撮った写真を見ると、とても人に見せられるものではありません。どうして他の人はこんなに良い写真が撮れるのだろうかと行き詰った感がありました。
そんな時にちょっと変わった毛色の本が安売り(999円)されていたので買ってみました。
最初は概念的なことが書かれています。
シチュエーションによって何を意識すれば良い写真が撮れるのか説明があります。
どのような機材、設定にすれば狙った効果が出せるのかについて言及しています。
被写体別の撮り方についての解説です。
「テーマを決める」→「表現するイメージ」→「実現させるためのテクニック」
これらが網羅されている本だと思います。
「センスは持って生まれたもの」それは事実だと思います。そりゃプロの芸術作品レベルではセンスが物を言うでしょう。しかし、ある程度のレベルまではセオリーというものがあるはずです。
センスの無い人でも良い作品を見れば「良い作品だな」と思うでしょう。その時に何かしら「良い」理由が挙げられると思います。そしてそれはおそらく正解でしょう。もちろん数多い正解の一つに過ぎないのですが、上達のヒントにはなるはずです。
漠然と撮るのではなく、まずは「何を伝えたいのか」、テーマを考えて撮らなければならないということを改めて感じました。私の場合スナップ写真が主目的なので、なかなか余裕を持って撮ることは難しいとは思いますが、シャッターを押す前にちょっとでも「考える」ようにしたいと思います。
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