2019年8月25日

シートロエン(のようなもの)


乗り物酔いしないメガネ

車メーカーのシトロエンが、かけるだけで乗り物酔いが解消する眼鏡を発表、その名も「SEETROEN(シートロエン)」。見た目もネーミングも冗談のような商品で最初はエイプリルフールネタかと思いました。

ところがコレ、驚くほどの効果があるそうです。酔いを感じたらこれをかけるだけで数分で収まってしまうそうです。(もちろん個人差はあるそうです)
しかもこれをかけたらスマホなど近いものを見るとより効果的だとのこと。普通では考えられないですね。(視線を固定させることによって乗り物の動きをより正確に認識させるためだと思います)

残念なのが値段。2019年5月末に日本でも発売開始されたのですが、その時の値段が16,200円。それでも即完売したほどの人気でした。

私自身は車酔いは全くせず、船酔いはかなりするものの、船に乗ること自体かなりまれなので必要性はあまり感じません。家族の中には車酔いする人がいるので欲しいとは思いつつも値段を見ると躊躇してしまいます。長距離を走行するときは複数人で行動するので、どうせなら複数本欲しいですし…。

写真で見るシートロエン、結構単純な作りです。丸い輪っかの中に色付きの水が入っているだけ。要するに乗り物の揺れを視覚でわかるようにして、三半規管とのズレを解消しようという理屈のようです。

「これって自作できるんじゃね?」と思いました。たぶん多くの人が同じことを考えると思います。透明チューブを輪にして中に色水を入れたものを4つ作り、それをメガネ状に組み立てればよいわけです。

自作するき満々になってからふと考えました。「こんなもの、中国人ならあっという間にパクリそうだな。」そう思ってネットで調べると、あるわあるわ…。大体1個500円程度でありましたので、結局、パチモンを買うことを決めました。シトロエンさんごめんなさい。だって高すぎるよ!4000円程度だったら発明者に敬意を表して正規品を買ったのですが。

Aliexpressで買ったのですがスムーズにはいきませんでした。8月後半に車で旅行に行くので、それに間に合うように余裕を見て7月初旬に注文しました。この時は送料込みで2個1372円、13~21日で届くとのことでした。ところが8月に入っても届きません。問い合わせをしてもすぐに反応が無かったので「紛争(Open Dispute)」にかける(返金処理です)ことに。

そちらの処理にも時間が掛かりそうなので、代わりに別の業者に注文をかけました。この時は送料込みで2個1184円、こちらも13~21日で届くとのことでした。もしかしたら…と淡い期待を抱いていたものの、旅行には間に合いませんでした。

旅行から帰ってきたまさにその日、両方の業者から同時に荷物が届きました。結局、前者は51日、後者は13日で届いたことになります。計4つ。こんなにどうしよう…。

下のケース入りが最初に頼んだ方(以下「高い方」)、上が後で頼んだ方(以下「安い方」)。どうせ製造元は同じでしょ?と思っていたのですが、結構、違いました。


右が高い方で左が安い方。高い方は白いフレーム(シリコンゴム?)が柔軟でいながらしっかりしています。安い方のフレームは硬くてクセが付いているし、いかにも安っぽい。


高い方は水の色も鮮やかです。総じて高い方がクオリティは高いです。


安い方は水の色がくすんでいます。


水の量も結構違います。高い方(右)は円周の半分くらいまで入っていますが、安い方は円周の約1/3。本家シートロエンの水は半分ほど入っていますので、高い方が正解かと。


結果、最初に頼んだ高い方(と言っても合計で200円ほどですが)の方がよくできていて、返金しなくて良かったと思いました。これから買う方は高い方を買うことをお勧めします。ブリッジの形状で判別できると思います。

フレームや水の色はいろいろある(私が見たのは6色あり、カラフルです)のですが、水の色(傾き)が良く見えることがポイントだと思うので、やはり正規品と同じ白フレーム+青水をお勧めします。どうせ、どの色を選んだとしても周りからは奇異の目で見られるでしょうから、見た目よりも効果を重視したいです。

海外(中国)通販に不安のある方や急ぎの方は、かなり高めの値段ですがAmazonでも売っています。



肝心の効果のほどですが、前述の通り、残念ながら旅行に間に合わなかったのでわかりません。またレビューしたいと思います。ちなみに眼鏡の上からでもかけられます。眼鏡のフレーム越しに輪っかが目視できるかはフレーム形状によると思いますが。




0 件のコメント:

コメントを投稿