2015年11月3日

カングー バックドア内側のオープナーについての考察


私のカングーがそうなのですが、カングーの初期バージョンにはバックドアの内側にドアを開けるオープナー(ハンドル)が付いています。その後いつの間にか無くなったのですが、このオープナーの存在理由と無くなった理由についてのただの雑談です。


トランク内のオープナーと言えばアメリカの例が思い出されます。かなり以前(調べると2008年でした)のことですが、アメリカではトランク内部に閉じ込められる事故を防ぐためにトランク内部にオープナーを装備することが義務付けられました。たしかハッチバック車はトノカバーをめくって脱出できるために義務化からは外れたように記憶していますが、カングーのトノカバーは強度が高いものなので念のためオープナーを付けるということも十分考えられます。その後他国が追従したという話も聞きませんし、この法律がどうなったかも知りません。もしかしたら当初カングーを北米に輸出する計画があったためオープナーを装備していたが、北米マーケットは日産等に任せることになったため計画が消滅したために(現状見て分かる通りルノーは現在も北米に参入していません)オープナーの必要も無くなり、コストダウンのため省かれるようになった。というのが1つの推測です。

もう一つはカングーを貨物車として利用する場合、人が貨物スペースに乗り込んで作業することがあると思います。この場合、内側にオープナーがあると便利なので用意したということが考えられます。しかしこの場合、無くした理由が思い当りません。

もう一つの可能性はグランカングーの存在です。グランカングーはカングーのストレッチバージョンで3列シート仕様もあります。3列目は2脚あるのですがその間に隙間が空いています。もしかしたら3列目はスライドドアの他にバックドアからも乗り降りすることを想定していて、オープナーはそのための装備であり、部品共有化のために必要の無い(2列仕様の)カングーにも装備されているとも考えられます。生産体制が進み共有化のメリットが薄れたため省かれるようになったとも考えられます。

いろいろ勝手に考えてみましたが、彼らのことですからあんまり深く考えていないのかもしれません。いつの間にかシレっと復活していたりして。

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