2018年2月12日

レザー・ハンドルカバー


カングーのウレタンハンドルに革のハンドルカバーを付けてみました。


今まで乗ってきた車の純正ステアリングは全てウレタンハンドルでした。そしてエアバッグが無かった時代はモモやナルディなどの革巻きハンドルに交換していました。その経験からですが、本革のハンドルは必ずしも良いものではないというのが私の意見です。しっとりとした感触は確かに良いのですが、場合によって乾燥して滑ったり、逆に湿気でベトベトしたりすることもあったのです。新しい革の感触の良さは知っていますので、カングーにも革のハンドルカバーを付けてみたいと思いました。劣化して不満が出てきたら外せば良いだけです。

しかし見た目も重要です。よくあるリム部分にスポっとはめるだけの物など論外、糸で編み込むタイプであってもスポーク部分がそのままなのはいかにも後付け感があって嫌です。

スポーク部分まで覆うような専用設計のカバーがカングーのようなマイナー車にあるわけないと思っていたのですが、ありました!「aliexpress」です。

https://ja.aliexpress.com/item/Black-Artificial-Leather-Car-Steering-Wheel-Cover-for-Renault-Logan/32780186187.html

「aliexpress」です。上記以外にもありましたが、写真を見ると同じ物のようです。aliexpressは正直、使いたくなかったのですが、他(ebayなど)では無かったり、あっても価格が高かったので、ここで買うことにしました。価格は$23.99のところ、初回クーポンなどを使って$19.99になりました。paypalが使えればよかったのですが、使えなかったので恐る恐るクレジットカード決済です。後で請求を見たら2,298円でした。paypalよりレートが低いですね。

もちろん中国から贈られてくるわけですが、到着まで20-40日と表示されていました。「そういってるけどホントは1週間ほどで来るでしょ?」と高をくくっていたら実際に1ヶ月ほどかかりました。

冒頭の写真の革と、下の写真の付属品です。糸が2巻と説明書、針、ヘラ、両面テープ、指ぬき(!)です。糸の色はいろいろ選べますが、私は無難なグレーにしました。


革は本革に見えます。スムースとパンチングのコンビネーションです。パンチングの穴は小さめです。


これが純正のウレタンハンドル。


細かいシボが付いていて感触は悪くは無いです。


ハンドルの汚れをふき取ってからカバーを被せます。緩くも無く、キツすぎでもなく、サイズ感は良さそうです。この時点ではスポーク部のフィット感はまだわかりません。


説明書(表)


説明書(裏)


いきなり出来上がりですが、ここまで来るのに苦労しました。まず糸をどのくらいの長さ使うのかわからないので、1巻き全部引き出して縫ってみましたが、時間がかかるし絡まるしで大変!結局、縫う部分の直線距離の2倍の長さの糸があれば十分だということがわかりました。糸を短くして塗った所、劇的に作業が進みました。


もう一つ、両面テープの使用に関してです。両面テープは劣化して悲惨なことになるのが目に浮かぶので、最初は使わずに縫いました。しかし縫った後にステアリングに力を込めるとカバーが回ってしまいます。これはイカンということで両面テープを使ってやり直しました。


縫うといっても、革を縫うわけではありません。革の縁にあらかじめ糸な縫われていますので、その左右の糸を結んでいくわけです。ですから非常に楽で、付属してきた指ぬきを使う必要を感じません。最初と最後の糸の処理だけちょっと大変です。


見た目はかなりお気に入り。カバーのグレーがダッシュボードのグレーに近い色で「後付け感」はそれほど感じません。


スポーク部分もまずまずうまくいったのではないでしょうか。



この部分だけ満足いきません。縫い目の処理もイマイチですし、革の端を隙間に入れ込みたいのですが、ステアリングを外さないと無理そう。


素朴な疑問。純正革ハンドルの革を剥いだらウレタンハンドルそのものなのだろうか?




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