外部GPSアンテナ

ドライブレコーダーに社外品の外付けGPSアンテナを取り付けました。

ドライブレコーダーにGPSアンテナが付いていると、旅行に行った後でビューワで再生して楽しんだり、レコーダーの時刻が補正されるメリットがあります。個人的には価格差に見合うほどのメリットを感じなかったのでGPS無しのドライブレコーダーを買いました。
というわけで、カングーで以前から使っているドライブレコーダー、PAPAGO！　GoSafe S30 にはGPSアンテナは付いていません。（イエローハット・オリジナルモデルなので「PRO」ではありません）



しかしこのモデルにはオプションとして外部GPSアンテナが用意されています。いつか機会があったら追加購入したいという思いもありましたが、PAPAGO!純正のGPSアンテナ「A-JP-RVC-2」は4,000円ほどするので高価です。これを買うくらいなら最初からGPSアンテナ内蔵のドラレコを買います。

PAPAGOドライブレコーダー専用GPSアンテナ A-JP-RVC-2


カロッツェリアやクラリオンなど、他社のナビ・ドラレコ用の非純正GPSアンテナは1,000円ほどで以前から売っていますので、PAPAGO!に使える（安い）ものもそのうちに販売されるのではないかと思っていました。そうしていたところ、最近になって売っているのを発見し購入してみました。

AKEEYO ドライブレコーダー用 外部GPSアンテナ モジュール 2.5mm 4段式ジャック


まずは端子形状ですが、純正は3.5mm4極で、AKEEYOは2.5mm4極です。3.5mm⇔2.5mmは変換アダプタを使えば何とかなるでしょう。ピンアサインはAKEEYOが根元からGND・TX・RX・VCCと明記されていますが純正の方は不明です。転送速度が9600bpsで一致していることは確認できましたが、その他の仕様は確認できませんでした。


実際に動くかどうかは出たとこ勝負になりますが、何となく勝算はありました。今時は大手メーカーであっても独自仕様を作る余裕は無いと思っているからです。価格はアンテナが1,159円、変換プラグが246円、合計で 1,405円とそれほど高額でもないので人柱になろうと思いました。

3.5mm⇔2.5mmの変換プラグですが、これを探すのに意外と苦労しました。Amazonで「2.5mm4極メス－3.5mm4極オス」の変換プラグで私が見つけることができたのは以下の2点だけです。オス／メスが逆だったり片側が3極のものはたくさんあるのですけれど…。

変換名人 スマートフォン イヤホンジャック 変換アダプタ AV/25J-35PT


COMON 3.5mmステレオ(4極:オス)←→2.5mmステレオ(4極：メス)/0.1m 425435-01L


2点しかないものの、幸いストレート（変換名人）とL字（カモン）、両方ありますので取り付け環境に合わせて選択できます。今回はストレートで問題なさそうだったので、より安い変換名人にしました。

GPSアンテナの端子部分と変換プラグです。写真撮影後に気付きましたが、GPSアンテナの端子に変換プラグの部品が（壊れて分離して）残っています。まぁ安物ですからね…、動作には支障ありません。

S30のGPS端子は一番左です。

接続すると、こんな感じになります。

アンテナ本体は両面テープ固定です。マグネットではありません。

車載してみました。端子がガラスに接触してしまいましたが画角はギリギリOKでした。これから買う人はL字にしておいた方が無難でしょう。ただしアンテナ側端子もL字なのでケーブル取り回しの見た目が悪くなるかもしれません。

カングーにはナビ（サンヨー時代のポータブルナビ、ゴリラ）の外部GPSアンテナが設置済みです。写真左側がナビ用です。ナビは8年ほど前と古いものですがAKEEYOよりかなり小さいことが分かります。マグネットも付いていますし、価格差がそのまま表れています。

GPSアンテナを接続して走行してみたところ、GPSデータがバッチリ記録されていました！成功です。しかもGPSアンテナはオーバーヘッドコンソール（前側）に放り込んでいただけです。当然、金属ルーフの下になるのですが問題無かったようです。ナビ黎明期はGPSアンテナはルーフにかからないようにダッシュボード上に置かなければならなかった（それでも捕捉できる衛星は前方のみ）のですが、現在はここまで感度が上がっているのですね。

とはいえ、せっかくの「外部」アンテナなのでダッシュボード上に置きました。ケーブル長は販売サイト上は1.6mとのことでしたが、実際は2.45mありました。