2019年6月12日

ポリカ屋根の敷設③


いよいよポリカ波板で屋根を葺きます。

ポリカ波板は何度か経験しているのですが、今回は面積が広いので基本を調査しました。

・軒先の出幅は10cm以内
・波板の重なりは2.5山以上
・重なりの下側になる波板の端は山が上向きになるようにする
・波板の留め具は5~6山おき(軒先は3~4山おき)
・重なり部分の留め具は2本
・留め具には下穴を開ける
・横桟の間隔は50cm以内

波板は一般的な655mm幅を使用します。この場合、重なり(2.5山)を除くと575mm(「働き幅」と呼びます) となります。今回は約9mを葺きますので(575mm×15)+655mm=9280mm、つまり波板が16枚必要となる計算です。長さは垂木と同じ182cm(6尺)にします。

ホームセンターでポリカ波板を買おうとしたら普通のJIS規格のもの(ブロンズ・6尺)は1300円ほどだったのですが、非JISというものがあって価格は何と780円!耐久性が違うのでしょうか?通常、ポリカ波板は7~10年もつそうなのですが、非JISだと…?もちろん非JISにしました。



留め具ですが下地が木材なので本来は緩みにくい波板ビスを使いたかったのですが価格が高くて手が出せず、傘釘になりました。本数も上に書いた理想よりかなり省略し、軒先も含めて全て6山おきとし、重なり部分も1本にしました。その結果、1ケース270本で収まりました。



写真でわかるとおり、屋根を葺いた後は作業スペースがありません。後で釘を増やしたくてもできないということになります。



いそいで作業することになったため、時間短縮のために「波板キリ」を買ってきました。山にあてたキリが滑らないようにガイドが付いていますのですこぶる作業がはかどりました。ただし穴の大きさが傘釘には太いですし、穴の形状も汚いです。ガイド(横滑り防止具)と電動ドリルを使うのがベストだと思います。


これで屋根が出来、一安心です。実はこの作業、梅雨入り前に終わらせたかったのですが、柱の立て方に迷っている間に時間が過ぎてしまいました。週末にコツコツ作業をしていたのですが、あち一日で屋根が葺けるとなった時、「明日から梅雨入り」の予報が出ました。仕方がないので仕事を定時で終わらせて急いで作業し、なんとか梅雨入りに前に終わらせました。

ただし隣の生垣は隣家のものです。雨水をそのまま垂れ流すわけにもいかず、雨どいの設置が残っています。

使用資材
・ポリカ波板(非JIS・ブロンズ6尺) 780×16枚
・ポリカ連結傘釘(38mm 270本) 980円 

ポリカ屋根の敷設① 短管パイプで柱の敷設
ポリカ屋根の敷設② 木材で屋根の骨組み
ポリカ屋根の敷設③ ポリカ波板で屋根をふく
ポリカ屋根の敷設④ 雨どいの設置





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