2020年6月3日

パルスオキシメーター


コロナで話題になっていたので、中華製の格安品を買ってみました。


パルスオキシメーターは、皮膚の表面から動脈血液の酸素飽和度(SpO2)を測定するためのモニターです。肺炎患者などに使用し、体内に酸素が取り込めているかを確認するものです。



通常時は測定数値が90~100%(安静時は95%以上)なのですが、90%まで下がると非常に苦しくなります。ところがコロナにかかると苦しさは感じないのに90%以下に下がる(当然、体には大きな負担がかかる)ことがあるそうです。コロナの診断の一つの指標になるとか。

コロナの件は噂レベルの話だったのですが、それによって国内のパルスオキシメーターの在庫が減り、医療への影響が出たため「医療関係者以外は買わない様に」とのお願いが出たそうです。

興味本位で探してみたらAliexpressでノーブランド品が安く買えることがわかり、こんな安物のオモチャを私が買ったところで医療現場に影響が出るとも考えにくいので試しに買ってみました。

中国製の安物なので測定値がアテになりません。アタリが一個でもあれば儲けものと思って3つ買ってみました。1個あたり1000円ほどです。コロナ騒動の前はもっと安かったらしいです。中国発送で出荷停止の噂も出ましたが問題なく到着しました。

「色はおまかせ」だったのですが、届いたものは全て黒。最初に見たときは「色が一緒ででつまらないな」と思ったのですが、よくよく見ると一つだけ形状が違います。右端のちょっとデザインチックなものがそれですが、これだけ指に触れる部分にクッションが貼ってないうえにバネが強いので指がちょっと痛いです。ほかの二つは装着したまま寝られるくらい自然な装着感です。


電池は単4×2本。ボタンは1個だけとシンプル。



電源を入れて指を挟むとすぐに測定値が出て、その後5秒ほどで数値が安定します。これを考えたのは日本人(つい最近お亡くなりになったそうです)だそうですが、すごい発明だと思います。以前は採血しないと測れなかったものが、こんなに簡単・迅速に測れるようになったのですから。
下の数値は脈拍で、脈に合わせて左のレベルメーターが上下します。


意外にも3つとも数値が揃っています。どれも信用できそうなので、使わないものは親類に配るつもりです。


通常時は97~98で安定しています。ためしに我慢できなくなるギリギリまで息を止めてみたら87まで下がりました。90まで下がると死にそうなくらい苦しいと話に聞いていましたが、その通りだと思いました。コロナにかかると90でも苦しさは感じないという噂が本当ならホントに恐ろしい。


取扱説明書。



時々思い出したように使っていますが、いつも97~98で安定していますので面白みは無いです。いつか役に立つ時が来るのかな?




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