私のデカングー・フェーズ1の純正デッキに対応する変換コネクターがあることを知りました。フェーズ1のコネクターはコントロール用は使えないものの、基本的な8ピン+8ピンは欧州車標準(16ピン)のようです。(ラジオアンテナアダプターの過去記事も参考に)
ケンウッドのヘッドユニットが余っていたので純正との音の違いを確かめたくて変換コネクターを買ってみました。価格は2,420円です。以前はもっと安かったらしい。
以前はケンウッドでも売っていたようですが、今では手に入らないようです。
ケンウッド(KENWOOD) 欧州車用 電源配線コネクター CA-793E
買ったのはENDYの商品。今手に入るのはこれだけのようです。
ENDY(エンディー) カーコンポ接続コネクター 欧州車用 16ピン EJC-092E
ラジオアンテナの変換コネクタも付属してきました。ISOをJASO(国産車でよくあるバナナプラグのような形状)に変換するものですが、カングーは以前の記事の通りFAKRAという形式なので使えません。下の写真、左(白色)がISO、右(青色)がFAKRA。
今回取り付けるヘッドユニット(デッキ)。日産ティーダで使っていたものです。USBメモリが再生でき、日本語が表示できます。ディスプレイの色は青基調でカングーのオレンジには合っていませんが、派手派手しく無いのは良い点です。
KENWOOD(ケンウッド) MP3/WMA/AAC/WAV対応 CD/USB/SDレシーバー U585SD
購入時は1万円ほどでしたので普及価格帯のデッキです。
ちょっと悩んだのがアンテナコントロール。変換コネクタ側には「アンテナコントロール」と「アンテナコントロールB」の2本があり、どちらかを使うようにと指示があるのですがよくわかりません。車両側には1本のアンテナコントロールがあるのですが、よくよく見るとヘッドユニット側には接続されていません。実際にラジオを聞いて見ても違いが無かったのでとりあえず「アンテナコントロール」を繋ぎました。
「アンテナコントロール」以外は悩むことも無くあっさり接続完了。普通に動作しました。(と思っていた)
ところが一度キーをオフにすると設定が消えてしまうことに気付きました。常時電源(バッテリー)が来ていない感じです。純正ヘッドユニットのコネクタを見ると常時電源とグランドしか入力されていないことが分かります。
テスタで調べたら車両側の常時電源とアクセサリ電源が逆になっていることがわかりました。両者を差し替えたら正常に動作(設定が記憶されている)するようになりました。
後で説明書を見たらちゃんと書いてありました。ベンツとプジョーはバックアップ電源(常時電源)とアクセサリ電源は逆に差すように書かれていました。ルノーに付いては書かれていませんが、これを最初に読んでいたらすぐに気付いたと思います。ちゃんと読まないとダメですが、言い訳すると説明書が折りたたまれていて内側にも書かれていることに気付かなかったのです。
さて目的の音質についてですが、純正から格段に向上した印象はありません。ただし全体的にスッキリとした音で特にヴォーカルが前に出てきて聞こえやすくなりました。音質を調整すればもっと良くなりそうです。
ラジオの受信感度については画期的に向上。噂通りです。
サブウーファーを付けているのですが、純正ヘッドユニットには出力端子がありませんのでスピーカーラインから分岐させていました。ケンウッドには出力端子がありますのでメリットがあります。
カングー純正でもフェーズ2になるとUSB端子やBlueToothが使えますがフェーズ1にはありません。そのためウォークマンを外部入力(AUX端子)に接続して使ってきたのですが、ケンウッドだったらUSB端子があります。こちらの方が使いやすそうです。
最大のデメリットはやはりサテライトスイッチです。私が使うのはボリュームとたまにラジオの選曲くらいなのですが、なくなると不便なのは間違いないです。
ケンウッドにリモコンがあればかなり使い勝手がよくなるのに(U585SDはリモコン無し)なぁ~と思いつつリモコン付きの現行機種を見ていたら、なんとU585SDにも現行のリモコン(KCA-RC406)が使えるらしい!?
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