avantの忘備録: 折り畳みヘルメット

防災用品として

かなり前から災害に備えてヘルメットを準備しておきたいなと思っていましたが、今すぐ使うものでもないということでズルズルと今まで来てしまいました。いざとういときにすぐに手が届くところに置いておく必要があるので、せっかく買うのでしたら気に入ったデザインのものが良いし…と思っていたら時が過ぎていた感じです。

アメリカンタイプは恰好が良いのですが場所を取るのは同じです。

たためるヘルメット「タタメット」はこの分野での草分け的存在で、発売されたときにはかなり注目しました。しかし発売当初は価格が高かった上にメーカーに直接連絡しないと購入できなかったのがネックでした。企業・自治体・学校などの団体購入を想定していたのだと思います。

形状も独特で避難訓練で使用したら気恥ずかしい感じもしました。また、実際に触ってみたところ折り畳みにコツが必要な印象を受けましたので購入には至りませんでした。素材が柔らかめで頭部の角度で衝撃をそらす構造になっている（たぶん）ので、ちょっとだけ不安感があったのもあります。

タタメットの発売からしばらくたってから見つけたのが「ブルーム（BLOOM）」です。安全グッズではよく聞くメーカーであるトーヨーセーフィティー（TOYO）の製品で安心感がありますし、タタメットのような奇抜なデザインでもないので良さそうに思えました。しかしこれも使うときに紐を引っ張ってロックする方法が少しばかりコツが必要だと思いました。

その次に見つけたのが「IZANO」です。これは上2つとは違い、上下方向に分割する方法です。見た目は普通のヘルメットに一番近いのですが、畳んでもそれほど小さくはなりません。また、分割方向が想定される衝撃の方向と同じ（上下方向）なのが気になります。もちろん考えられて設計されているのでしょうが。

こんなのも見つけました。水平に二分割されていて、頭頂部がくるっと回転して収納されます。おもしろいです。

そして今回購入した「ブルームⅡ（BLOOMⅡ）」です。ブルームより角ばっていて私好みのデザインです。ただし丸い方が強度は高い気もします。これの良いところは折り畳みにコツが必要ないところです。さすがに2代目ということで良く考えられています。

しかし価格は相変わらず高く、躊躇していました。そんな時にAmazonアウトレットで3,100円で売っているのを見つけました。色も一番好みだったグレーだったので購入してみました。ちなみにサイズは元々1種類しか発売されていません。

商品が届いて2～3日後にAmazonタイムセールで3,000円で売っていたのを見て「失敗した！」と思ったのですが、色が白しかなかったのである意味ホッとしました。そしてこちらも購入。アウトレットは1品のみ、タイムセールも1品しか購入できません。もともと家族用に2個欲しかった（子供の分は自転車用があるので）ので結果的には良かったと思います。…と思っていたら昨日、グレーもタイムセールになっていました…

収納袋付きなのは良いのですが、この袋、ちょっと大きいです。他の災害用品も入れることを想定しているにしては小さいし…つまり中途半端です。

この薄さはすごい！全体が同じ厚さなので本棚とかにも入れられそうです。中央に見えるのが畳んだままにするための固定フックです。

固定フックを外して広げていくと…

完成します。最後まで広げると頭頂部前後にあるロックがパチンと自動的に掛かるので簡単ですし間違いが無いです。

これがロック部分。広げるときに触る必要はありません。閉じるときにはレバーを引き上げます。

本体にも説明書きがシールで貼り付けられています。

ヘルメットの機能は大きく分けて「飛来・落下物用」、「墜落時保護用」、「電気用」に分かれます。「電気用」はちょっと特殊なので置いといて、「飛来・落下物用」、「墜落時保護用」ですが、機能は読んで字のごとくです。「墜落時保護用」には「飛来・落下物用」には無い衝撃吸収ライナー（主に発砲スチロール）が付いているのが違いです。ブルームⅡは「飛来・落下物用」なので発砲スチロールは申し訳程度にしか付いていません。