バイク(ホンダXR100モタード)のブレーキフルード交換のついでにカングーのブレーキフルードも交換してやりました。
昔はブレーキフルードは1年ごとに交換しましょうと言われていましたが、今では2年ごとで十分なようです。私のカングーも車検ごとに業者が交換してくれるので自分で交換する必要は無いのですが、バイクの方で交換したついでにカングーも交換してやることにしました。ちょうど車検の中間ですので1年ぶりとなります。
フルードはバイクの余り、ホームセンターに売っていた古川薬品工業(KYK)のdot4です。
昔は父親と2人で「踏んで~」「離して~」とやったことを思い出します。今はワンウェイバルブ付きのブリーダボトルがありますので一人で出来ます。
リザーバータンクを見るとちょっとだけ黄色く変色しています。
リザーバータンクは奥まった位置にあり口もせまいので、補充は100均で売っている(名前はわからないですが、ディスペンサー?)液体をチューと出すボトル、特に写真のように出口が曲がっているものが便利です。置いたまま即、補充できます。
「マスターシリンダーから遠い順」のセオリー通り、右後→左後→右前→左前の順に作業しました。
廃液を見ると「やってよかったな」と思います。まあ、気分ですけどね。
ワンウェイバルブ付きのブリーダボトルがあると作業的には簡単です。タイヤを外す方が面倒です。(試しにタイヤを外さずにやってみようと思いましたが無理でした)
しかし、実を言うと一度、失敗してしまいました。ホースとニップルを接続する部分にはゴムのニップルアダプターが付いています。これはワンタッチで取り付けられるので便利です。
最初はこれを使ったのですが「ちょっと接続が甘いな…」と感じていました。何となく接続部から空気が入っているのではないかと思われたのです。作業後、試運転してみると、やはりスポンジーで、作業前とは明らかにブレーキタッチが違います。空気を咬んでしまったようです。前回の交換時も同じ工具を使ったのですが、こんなことはありませんでした。
再度、ホースバンドで接続してエア抜きしてみました。
結果、ブレーキタッチは作業前の状態に戻りました。「急がば回れ」を実感した次第です。ブレーキの重要さはカングーに限らないのですが、ブレーキの効き・ソリッドなフィーリングはカングーの美点の一つですから。(ブレーキだけはポルシェと張り合えるとか?)
エアを咬んだ状態でもペダルを奥まで踏み込めばブレーキは効くのですね。このときのペダルフィールは一昔前の日本車のようでした。最初からこうだったら「こういうもんなんだな」と思ってしまうかもしれません。他人に迷惑をかける可能性もある重要保安部品での失敗ですので笑って済まされませんが、これはこれで興味深い経験をしました。
当方xr100モタード乗りで、xrの記事から飛びましたが、カングーもお持ちなのですね!!
返信削除自分も最近カングー1を中古で購入しましたが、オルタネータが壊れました。(自分で治す予定ですが。)
整備記録すごくわかりやすくて助かります。ありがとうございます😊