2019年5月3日

高齢者用自転車①


父が高齢のため運転免許を返納することになりました。

自宅は鉄道の駅からは遠く離れていてバスはありません。そうなると自転車が頼りなのですが、あいにく足が悪く杖が欠かせない状態です。普通の自転車は乗れないことは無いけれど(本人も周りの人間も)怖い状態。そこで代わりになるものを探すことに。

たぶん多くの人が考えるでしょうが、私も最初に考えたのが「3輪自転車」です。3輪なら安定性が高いだろうと考たからです。ところがこれは間違いだということが分かりました。3輪自転車には前輪が2輪、後輪が2輪の2種類ありますが、どちらも通常の2輪車より多少、安定性が高いのは確かです。ここでは後輪が2輪の3輪車について書きます。

3輪自転車には「スイング機構」というものが付いています。これはカーブを曲がる際に2輪車のように傾けることができる構造です。このスイング機構があるおかげで自然に曲がることができるのですが、一方で安定性は低くなります。例えば自転車に座って地面から足を離すと倒れます。

大抵の3輪自転車はこのスイング機構をロックすることができます。ロックすると車体は傾きませんので安定性は高まりますが、ハンドルだけで曲がることになりますので運転が非常に難しくなります。2輪自転車に慣れている人ほど違和感があるようです。

普通はスイング機構を「ロックする」「ロックしない」の2種類なのですが、パナソニックの「ビビライフ」は0度(ロック)・15度・25度の3段階でロックできますので、多少は良さそうです。実際のところ試乗してみるしかないのですが、試乗した父の感想は芳しくありません。

結論としては
3輪自転車は高齢者(シニア)向けの自転車では無い
ということです。それでは何のための自転車なのかというと
荷物を沢山載せられる自転車
なのです。

3輪自転車以外でさらに調べていくと4輪自転車というものが見つかりました。見つかったのは以下の2つだけ。電動アシスト機構の無いクークルは128000円と普通の電動アシスト自転車並みの価格ですが、けんきゃくんは電動アシスト機構がある分、価格は高めで299700円。

aeroクークルMⅡ
けんきゃくん

さすがに自転車に30万円は…なのでクークルにしようかと思ったのですが、残念ながら現在は製造・販売を休止している模様。

残されたものは「けんきゃくん」しかありません。販売店は少ないのですが、電話で聞いてみたら試乗車を自宅まで運んでくれるとのこと。さっそく試乗させてもらうと「これならいけそう」と父。絶賛したわけではないのですが、これがダメだとシニアカー(セニアカー)くらいしか選択肢が無くなってしまいます。(さすがにそこまで体力が無いわけではないです)

というわけで買いました!


レビューは次回に。



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