リコールの内容は電源プラグの根元付近に無理な力がかかると断線し、最悪火災につながる恐れがあるというものです。
2015年6月頃に発表があり、直後にネットの情報で知りました。しかし平日昼間に電話しなければならないなどの手続きが面倒だったことと、無理な使い方をしなければ大丈夫だろうと判断し放置していました。
年が明けて2016年初頭に購入先のAmazonからリコールを勧めるメールが届きました。メールのリンクをクリックしてみるとシリアルナンバーの入力を促され、入力するリコール対象であることと交換についての手順が示されました。手続きはフォームに日時等を入力するだけで、指定日時に宅配業者が交換に来るということなのでやってみることにしました。
こちらがリコール対象となった HFK-SD20 です。2014年2月(ちょうど一年前)に購入したマット式のふとん乾燥機です。当時、象印からマット不要の製品が発売されたばかりで、そちらにするか従来通りのマット式にするか非常に迷いました。マット無しはとても使い勝手が良さそうでしたが、マットが無くて充分に温まるのか懐疑的でした。「できるならとっくにやってだろ?」と思っていたのです。
ぽつぽつ象印の使用レビューがネットに上ってきて、満足している人が多かったのですが疑念を払拭することができずに2万円ほどと価格が高かったこともあり、結局6,700円の日立を購入しました。
この機種は付属品として衣類乾燥カバーが付いています。無しの下位機種とあまり値段が変わらなかったのでこれにしたのですが、今まで一度も使ったことがありません。
ふとん乾燥機を使用するのは初めてなので、この製品の良否は正直、よくわかりません。不満点はマットが少し小さいかな?ということ。それからマット やホース、電源コードを本体にスッキリ収納できるのはよいのですが、収納されるスペースに余裕が無く、うまく詰め込まないと蓋が閉まらないことです。
ホースは最大この程度まで伸びます。個人的にはもう少し長いと良いな。
収納性を高めるためでしょうか、マットの素材は薄いです。写真で見る限りでは三菱電機の方が丈夫そうに見えます。薄いとはいっても今までの使用で破けたりする気配はありませんので実用上は問題ないかと思われます。
このようにファスナーになっている部分からホースを差し込みます。差し込み口は左右、前の3か所にあります。
宅配業者が新しい商品を届けに来ると同時に古い商品を引き取るかたちで無事に交換が完了しました。交換したのは本体のみです。説明書も付いてきましたが、これは型番が変わった方への配慮だと思います。
こちらが交換後のもの。リコール対象はHFK-SD1,2,10,20ですが、全てHFK-SD20に交換されます。私の場合は元からHFK-SD20でしたので、当然何も変化はありません。
「日立リビングサプライ」は2014年に「日立コンシューマ・マーケティング」と経営統合しましたので、会社名表記が変わっています。
すぐに気付くのは電源コード。リコールの原因となった部分ですので太く頑丈になっています。安全のためには仕方がないですが、ここまで太い必要があるのでしょうか?半ばヤケクソのように感じます。取り回しが相当悪くなってしまいました。
気のせいかもしれませんが吹き出し口がごつくなっているように感じました。そのせいか収納時にカッチリはまって蓋が閉めやすくなりました。
保証期間については明記されていませんでした。交換後商品の初期不良については保証するのでしょうが、通常一年の保証は当然切れています。さすがに今からもう一年というのは虫が良すぎるでしょうね。
私が購入した後、象印に続いて日立、Panasonicもマット無しに移行しました。今後はマット無しが主流になりそうです。
購入時は布団乾燥・ダニ退治にしか使用するつもりが無かったので使用頻度は高くなく、便利性よりもしっかりと温めることが大事と考えてマット式にしました。しかし特に子供は就寝時の温めに喜んでいます。冬場の最近は毎日のように使用していますので設置が簡単なマット無しに惹かれています。
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