2018年6月17日

カメラ用電池 4SR44


フィルムカメラ用の乾電池の自作です

先日、実家で発掘されたフィルム一眼レフカメラ、コンタックスRTS、試しに動かしてみたいのですが、当然のごとく電池切れしています。

取り出してみてみると「ナショナル」のロゴが懐かしい「4SR44」という形式。。


「500円くらいかな?」という予想をしつつホームセンターで探してみるも発見できず、「あまり使われていない形式ならば800円くらいするかも」と思いつつカメラ屋に行きました。そこにありました…ありましたが、なんと2800円!すごすご退散しました。

ネットだったら安いかな?と思い調べてみると確かに安いですが、それでも1800円ほど。カメラは試しに使いたいだけなので、そこまで出すつもりはありません。



隣に「4LR44」という電池がありました。こちらはまとめ買いすれば1本あたり100円以下です。どうやら4SR44と4LR44は形状などは同じなので代用できるとのこと。「SR」は酸化銀電池で、「LR]のマンガン電池より容量が大きく寿命末期まで電圧が安定しているとのこと。どちらにせよ、あまり売っていないのは生産終了しているかららしいです。



さらに調べていくと「4SR44」はボタン電池SR44を4つ並べたもの、「4LR44」はボタン電池LR44を4つ並べたものであることが分かりました。SR44とかLR44だったら百円ショップでも売っているありふれた電池です。

それがわかった瞬間、「自作」の文字が浮かびました。試しにネット検索して見ると…あるわあるわ…皆さん考えることは一緒ですね。

さっそく分解です。粉ふいていましたが、確かにボタン電池SR44が4つ入っていました。後は電極・スペーサーの単純なつくりです。


百円ショップでLR44を4つ買ってきました。


電池以外は元の部品を再利用して組み込みました。


どうしてもシェルがピッタリ閉じませんので太目になり、カメラに入れると取り出しにくくなりました。日常的に使うなら市販のアダプターを使うのが良さそうです。



さっそく CONTAX RTS に入れてみました。電池が十分にあることを示すLEDは点灯したものの最初はまったく動かず「壊れている?」と思ったのですが、しばらくいじっていたら動くようになりました。シャッター音は思っていたほど良くありませんでした。




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