2018年6月18日

アナログ硬度計(A型)


車のタイヤの硬さを調べる工具です。タイヤの劣化具合を調べます。


硬さは0~100の数値で表され、それを測る測定器が「硬度計」あるいは「デュロメータ」と呼ばれます。ゴム用としてはJIS規格で測定対象の硬さに応じて、低硬さ:E型、中硬さ:A型、高硬さ:D型の3種類がJISで規定(ISOはA,Dの2種類)されています。タイヤのような一般的なゴム製品にはA型が対応します。

ちゃんとした測定器は高いものですが、硬度計も普通は15,000円~です。ところが中国製の格安品が2000円以下で買えます。素人が遊びで使う分にはこれで十分でしょう。



私は1,700円で購入しました。過去には1,000円ほどだったこともありますが、ここしばらくはこのくらいの値段で安定していましたので「まあいいか」と思いました。



中国語で書かれています。頭のネジはゼロ調整用です。メモリは0~100ですが、A型なので測定範囲は10~90です。


バネで引っ込むようになっている押針(圧子)を測定物に押し当てて測定します。


普通はスタッドレスのゴムが経年硬化しているか確認するために使います。スタッドレスの場合、新品では50弱だったものが60になると寿命と言われています。私は最近、スタッドレスは使っていませんので夏タイヤで測定しました。

以下の計測は全て夏タイヤです。測定する場所によって値が違ったり、同じ場所でも毎回、値が違うので誤差は大きいです。以下の値はトレッド面の山部分の平均値だと思ってください。

私のカングーです。交換後3年ちょっと・3万キロ走行・6分山の状態です。68。


家族車A、3分山、72。


家族車B(これだけ軽自動車です。他は小型車)、0分山、66。


家族車C、2分山、68。


この数日後に家族車B(軽自動車)がタイヤを新品交換しました。さっそく測ってみると52、その差は14となりました。タイヤの銘柄は変わってますが、新品タイヤと古タイヤとの違いが確認できました。この車の変化具合を追っていきたいと思います。


スタッドレスと違い夏タイヤはゴムの硬さを気にすることはあまりありません。その理由は“①夏タイヤは硬度変化が少ない”からなのか、“②夏タイヤは硬くなっても性能に影響しない”からなのか不明です。

でも新品タイヤは明確に乗り心地が良いですよね。これはゴムが柔らかいからだと思うのです。でも数か月もすると乗り心地の良さが消えてしまうのは、人間が慣れてしまうからだと思っていたのですが、もしかしたら新品から数か月で急激に硬くなる(その後は安定する?)からなのかもしれません。そのあたりが確認できると面白いな、と期待しています。


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