2015年4月29日

アンダーシンク型浄水器の水漏れ修理


アンダーシンク型浄水器の蛇口から水がポタポタと漏れるようになりました。


蛇口の付け根に「クリンスイ」のシールが貼られていますので三菱レイヨン製なのは間違いないでしょうが、型番を示すものは本体には何ら記載されていません。


どうしたものかと思案していたら浄水カートリッジの横にステッカーが貼られていることに気付きました。これで型番が「A601」であることが判明。


この型番を頼りにネットで検索すると多くの情報が集まりました。みなさん苦労されているようです。

・水漏れは「スピンドル」という切換え弁(カートリッジ)を交換すれば直る。
・スピンドル交換の出張費は9,450円(5%消費税込)。
・純正スピンドルの型番は「A20-3」。
・純正スピンドルは3,980円(5%消費税・送料込)で取り寄せ可能。

ここまでが基本情報です。
ここで終わらないのがネットの世界です。先人のみなさんありがとう。

・互換スピンドルがカクダイから出ている。
・型番は「カクダイ クォーター上部(R) 070-001」。
・Amazonで販売している。価格は1,209円(消費税・送料込み)。

何とこんな保守部品まで在庫しているとは、Amazon恐るべしです(他の通販サイトでも入手可能ですが)。しかも定価1,836円から大幅値引きしています。このカクダイのスピンドルはクリンスイ以外にもさまざまなメーカーの浄水器と互換性があるらしいので意外と需要があるのかもしれません。

ここで注意点として、「カクダイ クォーター上部(R) 070-001」は反時計回り止水用です。逆の時計回り止水用は「カクダイ クォーター上部(L) 070-000」となります。時計回り止水は通常湯側で使われるので浄水器の場合はまず反時計回りと思って良いのですが必ず確認してください。

さらに調べるとスピンドル交換しなくてもパッキン交換だけで治るケースが多いようです。
2013年以前はクリンスイに問い合わせると補修用パーツとしてパッキンを送ってくれたようです。価格は315円(当時消費税5%)で安価ですが、人によっては断られたりしたようなのでメーカーの担当者によって判断が分かれていたようです。しかし2014年以降は断られたという報告しかありませんでした。おそらく個人向けには販売しないように統一されたものと思われます。

補修用パーツが手に入らないのであれば汎用パッキンという手があります。まずは実物を見てみましょう。

スピンドルの外し方は手順としては簡単です。しかし長年水に浸かっているものですから固着していることが多く、苦労するケースが見受けられます。私の場合も15年程度経過していると思われますが、工具が揃っていることもあり、まったく問題無く取り外せました。

①水道の元栓を閉める

②ハンドルについているキャップを先の細い工具で外す


③キャップに隠れていたネジを外す


④ハンドルを引き抜く


⑤大きい方のナット(27mm)を外す (写真を撮り忘れました)

⑥17mmのスパナでスピンドルを外す


先端に嵌っている白いパッキンを傷つけないように注意しながら外します。
間にはプラスチック(写真上)が挟まっていました。


パッキンは単純な平パッキンでも丸パッキンでもありませんでした。
ホームセンターを見てきましたが同様の形状の物はありませんでした。
汎用パッキンを流用するのは不可能では無いにしろ簡単にはいきそうもありません。苦労して試行錯誤するよりは、ここはスパっとスピンドルごと交換することにします。DIY派として悔しい気持ちが無いわけではありませんが、パッキンだけでも300円のところスピンドルの1,200円というのはむしろ安いですし、スピンドルも汚れて劣化している感じなので安全策をとります。

こちらが購入したスピンドルです。


新旧(どちらが新品かはわかりますよね)を比べてみます。パッキンの厚みが大分違います。




ハンドルとスピンドルを繋ぐ青いパーツは特に交換する必要は無いのですが、せっかく付属されているのですから交換します。左が古いものなのですが、しっかり「カクダイ」の文字が見えます。カクダイ以外の会社もOEMとかではなくカクダイ製品をそのまま採用・販売しているという噂は正しいように思えます。


取り付けは取り外しの逆の手順なので省略します。注意するのはハンドルを差し込む時に(吐水・止水)位置を確認することくらいでしょうか。
水漏れは解消され快適さを取り戻しました。



0 件のコメント:

コメントを投稿