以前から気にはなっていたのですが、Amazonタイムセールで1,759円で売っていて、この値段なら失敗してもいいや、と思い購入してみました。
この傘、特許を取っていないのか、同じ形状のものがいろいろなメーカーで売られています。名前も決まっていないようで「逆さ傘」とか「逆折り式傘」とか呼ばれています。
濡れた面が内側に畳まれるので、さほど必要があるとも思えませんがカバーが付属してきます。
赤いのが今回購入したもの。比較のために今まで使っていた傘(比較的大き目)も並べました。
傘の先端(持ち手の逆側)はこのようになっています。通常、傘の先端(石突き)はとがっていますが、これは平坦です。骨の先と同じ高さになっていることがポイント。
そのため自立します。ただしストラップでまとめていてはダメで、ストラップを巻かずに自然に畳んだ状態で不安定ではあるもののなんとか立つ感じです。「買い物のときに置けて便利」というレビューがありましたが、店内でこんな風に置かれたら(外に出ているのは濡れていない側とはいえ)他の人に迷惑だと思います。
持ち手が「C」形状になっていますので腕に通して傘を固定でき、手がフリーにできます。試してみましたがこれはかなり便利。ただし切れ込みが小さいので手すりなどに引っ掛けることができません。やはり万能というわけにはいきませんよね、普通の傘の持ち手がJ型になっているのはそれなりの理由があるということでしょう。
普通に握った場合でも違和感はありませんでした。
さて、いよいよ広げてみます。赤いボタンを押してロック解除しスライドするのは通常の傘と同じですが、開いていくのは先端です。
途中まで開いた状態です。この位置だと構造が分かりやすいです。布地が2重になっていることが分かると思います。
最後まで開くと普通の傘と変わりません。
開いたときの内側はこんな感じです。骨が見えないのでスッキリしています。模様になっている部分は穴が開いています。表地と裏地の間に水が入ると乾きにくそうなので通気のためでしょうか。また、サイドには隙間が大きく開いています。
隙間から中を覗くと骨が見えます。骨の素材はガラスファイバー(メーカー説明)とアルミの組み合わせです。
大きさ比較です。一番長い部分を測った直径は(実測)104cmでした。右側の比較用が114cmでしたので大人用の折り畳みでない傘としては普通か、ちょっと小さ目だと思います。重さは比較にした普通の傘(しかもワンタッチ機能付き)が540gだったのに対して(実測)600gでした。小さいのに重いのは機能を考えれば仕方がないということでしょうか。
まだ使っていないので使用感はわかりませんが、車で使うのには便利でしょう。ドアを少し開けて車体とドアの隙間で傘を開閉できるので濡れにくいですし、雨の中乗り込んだ後、シートや人が濡れにくいのも良いポイントです。断言はできませんが、強風でもおちょこになりにくい気がします。
質感は値段なりで特に良い所もない代わりに破たんしている部分も見受けられません。登場した時には、せっかくの面白いアイディアなのでもっと大事にブランド化していくものだと思っていました。まさかこんなふうに安売りされてしまうとは…ただのオモシロ商品として消費され、忘れられていくのではないかと心配しています。「安いから買った」私が言うと「どの口が言ってんだか」といわれそうですが。
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