2016年3月21日

バーコ(ベルツァー) ニッパー


硬線を切るためのニッパーが欲しくて探していたところ、アウトレットで安かったので購入しました。


BAHCO 1000V絶縁ニッパー (BELZER) 2676NVDE

通販で現物を見ずに購入したのですが、届いたものに「BELZER」と書かれていて驚きました。ベルツァーは名前は聞いたことがあるくらいで詳しくは知りません。

BELZERを調べると元々はドイツの有名メーカーだったのがスウェーデンのバーコに買収され、現在はバーコともどもアメリカ、スナップオンの傘下にあるようです。
数年前まではブランドとして存在していて「BELZER」表記されていたのですが、最近はそれも無くなり、ブランドとして消滅したようです。BELZERブランドとして販売されていたものについては現在はバーコブランドとして引き続き販売されているようですので、今回購入したものはデッドストックということでしょうか。

スウェーデン製ということなのでバーコの血が濃いのでしょうか。
特徴としては1000V絶縁仕様と、2.5mmまでの硬線が切断可能なところです。ピアノ線については表記がありませんので不明です。持ち手も大きいし、刃先もごついです。

ニッパーは失敗すると一発で刃先をダメにしてしまうので高いものは買いにくいです。これは3,700円ほどで購入しましたが、このあたりがギリギリでこれ以上のものは買えないです。今まで何度かニッパーの刃をダメにしていますが、「ダメになりそうだな」と思いつつ、取り換えるのが面倒でそのまま使ってしまいダメにすることがほとんどです。つまり適材適所という当たり前のことを守らない自分が悪いということですね。

ところで私はつい最近まで「ピアノ線」=「硬線」だと思っていました。調べてみると例えばJIS規格では明確に分かれています。化学成分としてはほぼ同じで、一般材料である硬線(正確には硬鋼線)に対してより厳密な規格で製造されたものがピアノ線のようです。
また、ピアノ線は表面状態の規格が定められていますが硬鋼線は定められていません。ということは”たまたま”ピアノ線と同素材の硬鋼線が存在することはありうるようなのですが、強度(特に引っ張り強度)はピアノ線の方が高いと思っていた方が良さそうです。

このニッパーは2.5mmまでの硬線を切る能力があるのですが、実際にこの太さの硬線を切る機会があったら表面に傷を付ける程度に留めておいて、あとはペンチなどで何度も折り返して折る方が無難だと思っています。クリッパーがあればそれを使うべきでしょう。(私は持っていません)










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