2016年10月8日

カングーのクーラント交換(3回目)


次回車検(3月)前に交換するつもりだったのですが、気温が高い今の時期の方が作業が楽なので交換することにしました。


先日購入したACデルコ・デキシクール(AC Delco DEX-COOL)です。


カングーのLLC交換は3回目。内1回(前回)はタイミングベルト&ウォーターポンプ交換時に工場でやってもらいましたので、私自身としては2回目となります。6年半ぶりとなりますが2回目ですので作業はスムーズでした。前回のLLC交換はブログを始める前の作業でしたのであまり詳しく紹介できませんでしたが、今回は写真も撮っていますので詳しく説明したいと思います。

特に難しいことはありません。やけどに注意するくらいです。必要な工具もホースバンドを緩めるのに必要なプライヤーくらいです。排出したLLCの処理の方が問題でしょう。


まずはリザーバタンク左側のホース(リザーバタンクに戻ってくるところ)を外して排出ホースと連結します。リザーバタンク側には栓(テープで塞いだだけ)をします。タンクの蓋も空けておきます。


エンジンを始動し、ヒーターを温度・風量ともに最大にします。
前回はここで躓きました。エンジンを始動すれば勝手にクーラントが排出されるだろうと思ったのですが実際には全く出てこなく、結局、手動オイルチェンジャーで吸い出しました。結論としてはサイフォンの原理で排出できることがわかりました。呼び水を入れてホースの出口を下に向ければ排出できるのですが、使用済みLLCは何かに溜めておかなければならないので今回も手動オイルチェンジャーを使うことにしました。


排出すると同時にリザーバタンクに水を補給します。気にする人は精製水を使うのでしょうが、私は水道水です。リザーバタンクの水が減ってきたら水道ホースから水を供給します。急激に水が無くなるわけではないので慌てる必要はありませんが、リザーバタンクが空になって空気が入らないように気を付けます。


リザーバタンクの水の量が減るとタンクの汚れがよく見えます。タンクは内部の仕切りが結構複雑ですので洗うのは難しそうです。


排出される水(実際には熱いお湯)が透明になったら垂れ流しにします。ここからどこまでしつこくやるかは人それぞれですが、気の済むまでできるのがDIYの良さですね。


気が済んだらいよいよデキシクール投入です。この間も排水したままです。しばらくすると排水にデキシクールが混ざってくるので再びバケツなどで受けるようにします。


前回同様、全て投入することにしました。全て投入しリザーバタンクのMINとMAXの中間までレベルが来たら排出を止めます。サイフォンの原理で排水されているので、排出を止める方法はホースの排出口を高い位置にするだけです。


リザーバタンクに繋がるホースを元に戻してキャップを締めて作業完了です。循環式なので空気抜きは必要ありません。念のためちょっと走ったらレベルを確認しますが、大きく減っていることは無いと思います。クーラント濃度の偏りは走っていればそのうちに解消されます。


4リットル全量使用したので濃度は50%以上となります。冷却性能的には濃度が濃いと不利になるはずですが、この状態でも純正LLCの時より水温が下がります。正確にはエンジンを酷使した時に上がった水温が早く下がります。これは前回の交換時に私が実感したことです。



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