2016年10月19日

パイロット ふみ楽 南部鉄


「南部鉄」をモチーフにしたボールペンです。


PILOT(パイロット) ふみ楽 油性ボールペン 【南部鉄】 BFU-7SR-NA


日本の伝統素材を表現した「モダンジャパニーズ」シリーズです。南部鉄をモチーフにした金属部分と木の組み合わせが素晴らしいです。

軸の素材に木を使ったペンは多くありますが、いかにも「木ですよ、木!」と主張しているデザインが多いように感じています。これは木と金属が主張しすぎることなく調和のとれたデザインで、それぞれの良さを生かしているように感じます。

金属部分は南部鉄を模しているということですが、ざらざらとした感触や見た目は確かに単なる艶消しでも粉体塗装でもない何とも言えない表面処理です。もちろん素材は鉄でできていると思いきや何とアルミニウムだそうです。

手触りの良さと適度な重さ、滑らかな書き心地が素晴らしいです。さらに言うとペン先を出すときのツイストメカニズムの動きの良さも特筆ものだと思います。「本当は重いのだけれど精密に加工されているので動かすと軽く感じる」と言ったら良いのでしょうか、ヌメっと動いてストンと止まる感じが病みつきになります。褒め過ぎのような気がしますがそのくらい気に入っています。

手放しで褒めていますが思うところはあります。軸の太さがもう少し太い方が持ちやすいかも?と思いますし、先端部分(ペン先)のメッキ処理が艶消しだったりいっそのこと黒にしてみたらどうだろうか?と感じます。


金属部分の質感が伝わりますでしょうか。マークは「FUMI RAKU」の「FR」らしいです。


ツイストメカニズムですのでお尻の部分はノックではありません。


太さは0.7mmです。このインクが切れたら0.5mmのリフィルに変えようかと考えていますが、滑らかな書き味は0.7mmの方が味わえるような気もします。


なめらかな書き心地の大きな部分は低粘度油性インクを採用したリフィル「BRFN-30」が占めると思います。ということは安物のペンでもこのリフィルを入れれば高級ペンの書き心地になるかな?




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