灯油を燃料とするPETROMAX社製ランタンです。
購入したのはしばらく前になるのですが初めて点灯してみました。
オイルランタンが欲しくて調べました。最も有名なのはフュアーハンド社のハリケーンランタンのようです。フュアーハンド社は以前はHermann Nier:ハーマン・ニャーという名前でしたので今でもこの名前で売られていることもあります。良い名前です「ニャー」。次点としてペトロマックスが有名どころのようです。その他にもデイツ社とかがあります。ペトロマックスとフュアーハンドはドイツ、デイツはフランスです。
ストームだとかハリケーンだとか勇ましい名前が付いていますが、暴風雨でも消えないというところから来ているようです。初心者なのでもっとも有名どころのフュアーハンド社製のものを買おうと思ったのですが、数の出る商品ではないので入荷が安定しないようで、たまたま入手性の良かったペトロマックス社製になりました。価格もかなりばらつきがありますので勢いで買わずにしばらく価格推移を見た方が良いと思います。
ちなみにペトロマックスよりフュアーハンドの方が本体が大きく芯も太いので明るく、価格もちょっと高めです。(HL1とフュアーハンド276を比べた場合)
このような箱に入ってきました。
日本語の説明書が付属してきましたがホヤガラスの外し方や芯のセット方法は載っていませんし、点火方法なども図示されていないのであまり役に立ちませんでした。
ニッケルメッキが施されていてピカピカなのですが、一部赤錆びがありました。不良品というわけではなく、新品でもこんなものだそうです。
燃料は専用オイルとしてパラフィンオイルや香りを付けたアロマオイル、虫よけ成分の入ったハーブオイル等がありますが、私はファンヒーター用に買いだめしてある灯油を使います。燃料口の蓋にはパッキンが付いていますが傾けるとこぼれるそうな…確かにこぼれました。
燃料口の横にあるハンドルは芯の出方を調整するものです。ここから…
このように出てきます。
上部をグッと持ち上げるとガラスホヤを向こう側に倒すことが出来ます。
ホヤ(グローブ)に書かれたロゴを見るだけでごはん三杯はいけます。
芯のホルダーを外します。
ホルダーを外した後の本体側はこうなっています。
芯は10mmと特殊なサイズだということです。フュアーハンド・ハリケーンランタンは「4分芯」と呼ばれる12mmのものなのでもっと明るいそうです。つまみを回すと芯が出たり入ったりします。
最初に芯の形を整えた方が良いとのことなので…
山形にカットしました。この形が炎の形に影響します。ギザギザにカットすると明るくなるそうです。
元に戻したら燃料を入れます。非常に入れにくいのでスポイトを使いました。
いよいよ点火です。レバーを点火位置にセットするとホヤが上に上がり隙間ができますので、ライターの火を近づけます。
点いた!レバーを操作してホヤを戻して…
芯の出る量(=炎の大きさ)を調整します。芯が出過ぎると黒いススが出ました。
炎を見ていると落ち着きます。早く夜にならないかな~。しばらく手持ちしていたのですが不思議と熱くありません。外側に張り出している空気の通る管やそこに接続している部分も熱くありません。ただしトップの傘の部分はチンチンに熱くなります。油断して触ってしまいました。
夜になりました。癒されます。しばらく見入ってしまいました。
明るさは思ったより暗かったです。以前に紹介したLEDランタンの「GENTOS EX-777XP」(電球色)と比べてみました。EX-777XPは明るさを強弱2段階に調節できるのですが、弱より少し暗い感じでした。5W相当らしいです。実用性はやはりLEDですね。「災害時の非常用として使えるから」と言い訳して買ったのですが非常用でもLEDランタンさえあれば十分です。
というわけで全くの趣味として使うこととします。(本当は暖炉や薪ストーブを楽しみたいのですがこれで我慢)
現在はHL1ストームランタンは廃盤?になってしまったようで残念です。今のところ消耗品は入手可能です。
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