2019年4月6日

エーゼット シリコンオイル


車の艶出し用にシリコーンオイルを使う方法がごく一部で流行っているようです。

そこで使われているのが信越化学工業のシリコーンオイル「KF-96-50cs」です。



これをコーティング剤のように使って、車のボディからプラスチック、はてはタイヤまて塗りたくるという、かなり乱暴に見える方法です。YouTube発祥なのですが、安くて効果的と一部で絶賛されています。

私も興味がありましたが、さすがにボディに液体の油を塗るのはやるつもりになれません。しかし無塗装樹脂部分はどうだろうか?と思うのです。

今まで無塗装樹脂部分の白化対策としてオートグリム・バンパーケアマザーズ・バックトゥブラックなど使ってきましたが、比較記事に書いた通り、満足できていません。



KF-96-50csは1ℓで2000円ほどで手に入りますので、効果があればたしかに安上がりです。でもここでふと思いました。シリコンオイルならもっと安い物があるじゃないかと。

AZ(エーゼット) シリコーンスプレー原液 滑るブルー 1L (AZ821)


こちらは1ℓで900円以下、つまりKF-96-50csの半額以下!
スプレー用の原液なのですが、KF-96-50csと違って粘度などのスペックが不明です。このあたりはコンシューマー向け製品と工業製品との違いでしょう。

安いので物は試し、AZを買ってみました。


表示を見ても詳細は不明。


使ってみた印象ですが、まず揮発性が高いです。溶剤の匂いがして塗るとすぐに揮発して乾きます。信越化学工業は聞くところによると、まさしく「油!」って感じらしいので、大きく違うと思われます。

また粘度がかなり低いです。これは本来スプレー用なので粘度を低くしてあると思われます。信越化学工業は数種類の粘度があるのですが、KF-96-50csはトロっとしているそうなので、これも大きく違う点です。

実際にカングーの無塗装バンパーに塗ってみました。比較のため、フロントバンパーの向かって右側にAZ、左側にバックトゥブラックを塗りました。


バックトゥブラックと比較してAZは伸びが悪く、すぐに乾いてしまうので塗りにくいです。そのかわり塗った後は油のようなギトギト感が無く自然です。見た目の印象ではAZに軍配。

耐久性はまだわかりませんが、何となくAZの方が良さそうに思えます。油っぽいと雨で流れそうなのに対してAZは定着しているように思えるからです。結果がわかったら報告します。

どうやらKF-96-50csとAZは大きく性質が違っていそうなので、KF-96-50csも買ってみることにしました。こちらについても記事にします



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