2015年3月16日

カングーにキャリアストッパー②


カングーのマルチルーフレールに付けるキャリアストッパーの自作にチャレンジします。


自作に至る経緯はこちらをご覧ください。
カングーにキャリアストッパー①

マルチルーフレールのサイズについてはこちらの記事をご覧ください。
マルチルーフレールのサイズについて

ホームセンターで使えそうな部品を物色します。
マルチルーフレールのレール(横バー)の断面のサイズを考慮し、レールを挟み込む形になるように考えました。
最初に「これならいけそう」なものを選んでいったら合計金額が6,000円ほどになってしまいました。これだったら1万円出して市販品を購入したほうがましなので仕切り直しです。
今度は価格を重視しながら選んだ結果がこれです。


①フリーダム45プレート 185円×4


メインの金物です。いろいろ見た結果これにしました。本来は柱と筋かいを接合する金物のようです。屈曲部にリブが入っていますのであるていど曲げにも強いかと思いました。
一番外側の穴の間隔が70mmなので55mmのレールを挟むのにちょうど良いです。ボルトが6mmなのでレールとボルトとの隙間がそれぞれ5mmほど空く計算で、近すぎず遠すぎず、ちょうど良い隙間が空きます。
厚みは2.3mm。穴は6mmだったのでそのまま使います。

ホームセンターに売っている汎用的な金具は高価格です。一方この商品のような建築用金物は比較的安価です。建築用金物は専用品なので一般人には何に使うのかわからない変わった形のものが多いのですが、うまく用途に合うものが見つかれば安く済みます。まずは建築用金物コーナーを物色することをお勧めします。

余談になりますがこのプレートには穴の数だけビス(コースレッド)が付いてきます。今回は必要ないので他の用途に流用しようかと思ったのですが、頭の穴の形が四角です。見たことが無いので調べると建築業界で比較的最近出てきた形のようです。もちろんビットも売っていますがそこまでして流用は・・・しないだろうなぁ・・・



②マルチプレート40×100 170円×4


メイン金物の底部分と近い大きさで穴の位置も合ったのでこれにしました。厚みは0.2mmです。穴径は4.6mmだったのでドリルで6mmに拡げました。

③ボルト M6×60mm ピッチ1.0 20円×8



特に重量物を載せるつもりはないので手ごろな太さのものを選びました。
長さは迷いました。(レールの厚み)+(金物の厚み)+(チェンジノブの厚み)+(ナットの厚み)が必要です。ピッタリにするのは無理だと考え、ナット側を貫通式にすることにして長めにしました。
単品で買ったので単価は高めです。

④ナット M6 ピッチ1.0 5円×8

雨に濡れる可能性があるのでステンレスにしようか迷いましたが、常時設置するわけでもないし、そもそもプレートが鉄なのでボルト・ナットとも鉄にしました。

⑤チェンジノブ 30円×16


ネジを手で締められるように取り付けます。貫通式のチェンジナットが手に入らなかったので通常のボルト・ナットとチェンジノブにしました。ナット側のノブの蓋に穴を空けて貫通式に改造します。




合計2,100円(税込)となりました。
後は組み立てるだけです。ボルトの位置は屈曲部から離れた方の穴で留めます。本来は強度的に屈曲部に近い方が良いのですが、チェンジノブの分逃がす必要があるのでこうなりました。より強度が必要な場合には両方とも4本のボルト・ナットで留めればよいのです。




脱着はちょっと(いや、かなり・・・かな?)面倒ですが、当初のもくろみ通り工具不要です。
それほど重いものを運ぶつもりはないので強度的には十分な感じです。
かかった費用を考えればまずまず満足できる仕上がりかと思います。



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