カングーのオートワイパーについての私見です。
カングーのワイパースイッチは4段階あります。
①停止
②オート
③低速連続
④高速連続
写真を見てわかるように、現在のモード位置が目で見て分かりません。おそらく
ワイパーの絵→②
1→③
2→④
を示しているのだと思いますが…ちなみに写真は②の状態です。
②がキモなのですが雨量によって、間欠~連続~高速、が自動選択されます。
つまり非オートの間欠動作は出来ないことになります。
間欠のスピードは根本のダイヤルで調整可能です。このダイヤルはセンサー感度の設定ではなく、間欠モードに入った時の動作設定のようです。つまり間欠間隔を短くしておけば長い場合よりも早く連続モードになるわけでは無い、ということです。(経験上そう思っているだけで正確な所はわかりません)
おもしろいのが車速と連動していることです。停車時にはスイッチ位置よりも1段下のモードに移行します。普通(人により感じ方はそれぞれなので私が思っている「普通」なのですが)の雨でしたらスイッチが③だったらほぼ間欠動作になります。
さらに興味深いのがスイッチが②で停車した時には大抵ワイパーは停止することです。そして雨粒がガラスを蔽ってくるとワイパーが動きます。
停車時には走行時よりも雨が当たらなくなるせいかと思うでしょうが、明らかに間欠の間隔が空きます。①と②の間に隠しモードとして「低速オート」があるような気がしてなりません。
個人的にはカングーのオートワイパーはかなり賢く使えると思っています。
私の使い方としてはほとんど②に入れっぱなしで、強めの雨になったら③にする感じです。(間欠と連続が頻繁に入れ替わって気になるので③にします)
大抵の場合②で不満がありません。間欠と連続との境界程度の雨量の時に突然高速になることがありますが、そこはご愛嬌です。
②に入れっぱなしで雨が降っていないときにワイパーが動いたことはこれまで一度もありません。
しかしネット上の評価はかなり低いです。「使えない」という意見がほとんどで酷評されていると言って良いでしょう。
おそらくですが、レインセンサーの感度が低いことが原因だと思います。オートライトはかなりセンサー感度が高い(興味がありましたらこちらの記事をどうぞ)のですが、こちらは打って変わってセンサー感度が低いです。
この感度が私にはちょうど良いのですが、一般的には低いとは私自身も思います。
このオート設定ですが切ることができます。ディーラーで専用機器(診断器)で設定するので残念ながらユーザー自身では設定できないようです。
ワイパーのオートを切ると②は普通の間欠動作になります。
オートを切っても車速感応で停車時に一段低いモードに移行する機能は残るようです。
一方でオートを切るとオートライトの機能も無くなるようです。センサー(ルームミラー裏)を共用しているのかもしれません。
このセンサーが付いている部分、ずいぶん大きいですね。ミラー裏なので視界を遮るわけではありませんが。
室内側にはスリットがありますので、ハンズフリー機構も入っているのではないかと想像できます。
先ほどブレーキパッドのことを教えていただいた者です。このオートワイパーですがうちのは感度が良すぎたのか雨の量に対して非常に激しく動いてちょっと困っていました。ディーラーに相談したところコンピュータをつなぎ2段階あるらしい感度を変更してもらったところ程よい動作になりました。ご存知でしたら失礼いたしました。
返信削除それは知らなかったです。ありがとうございます。人によって感じ方はそれぞれですが、私の車で「感度が良すぎる」と思う人はいないんじゃないかと思います。私の車が「弱」設定になっているか、欧州車お得意の”勝手に仕様変更”かもしれませんね。
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