2015年5月2日

カングー、ヘッドライト結露防止策


しばらく前からカングーのヘッドライトが運転席側のみ水滴が付くようになり、一旦乾かしたのですが、すぐに再発しました。

 前回の様子はこちらをご覧ください。
カングーのヘッドライトに水滴が

この時にヘッドライト内を乾かしたのですが、翌日には再発しました。結露の程度も「うっすらと曇っている」程度ではなく、大きめの水滴がびっしりと付いています。
前回から今日まで快晴が続いています。もともと根本的な対策とは思っていませんでしたが、雨が降らない限りしばらくは保つと思っていたのですが甘かったです。

ヘッドライトを外すのは大仕事なので隙間が出来ていないかじっくりと観察します。カングーのグリル(というのでしょうか?ルノーのバッジが付いている部分です)は簡単に外れますので、それを外して見てみるとヘッドライトのグリルとの境目付近にコーキングの痩せたところがありました。
最初はこれか!と思ったのですが、助手席側も全く同じ状態でした。助手席側はまったく結露しませんので99%無関係とは思いつつも、一応コーキング処理しました。


他を見ているとヘッドライト・バルブの上にキャップがあることに気付きました。
ヘッドライトは点灯すると内部の温度が上がり空気が膨張するので、その分を逃がすための空気抜きの穴が開いています。これはその穴だと思われます。


キャップを外して見るとこのようになっています。キャップの内側にはスポンジが詰められています。空気は通すが水は通さないようにするためだと思われます。穴の方は見ての通り素通しで外の光が漏れてきているのがわかります。


ヘッドライトには何らかの理由で入ってしまった水を抜くための穴が開いているはずです。もしかしてその穴が詰まってしまい、水がたまっているのではないかと予想して穴を探してみました。フェンダー内側のバルブ交換用のサービスホールから手を入れて手探りで探しました。

水抜き穴は見つかりませんでしたが代わりにもう一つ空気抜き穴を見つけました。目視できない部分ですので写真はありませんが、場所はポジション・バルブのすぐ下あたりで、形状はとヘッドライト・バルブ上のものと全く同一です。

2つのキャップはランプユニットの上下にありますので、ここを開放すればヘッドライトで温められた空気が対流するのではないかと考え、キャップは2つとも外すことにしました。
キャップを外して2~3日たちますが、全く結露しなくなりました。前回は次の日には完全に結露していましたので効果絶大です。

このことによる悪影響ですが、まずは雨水の侵入が考えられます。

もう一つ懸念されるのは虫の侵入です。私の住んでいる場所は田舎なので虫が多いです。特に蜘蛛が多く、一晩で巣を張りますので朝の出勤時に顔にかかり「ウワッ」と驚くことが頻繁です。
現にリアランプ内には入り込んだ蜘蛛の死骸が残っています。 リアランプユニットは外した経験がありますので、いざとなったら死骸を取り除くことはできます(面倒なのでそのままなのですが)が、ヘッドライトは外し方がわかりませんので困ったことになります。

キャップの着脱は工具を使わずに簡単にできますので、様子を見ながら運用してみようと思います。

 ***************2015/06/18追記**************
キャップを外して2週間ほど経過してから再びキャップ(2つとも)を付けてみました。 それから一か月ほど経ちますが一度も結露は発生していません。やはり水分がどこかに溜まっていて、それが全て蒸発したと思われます。


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