ヒートガンの存在はもちろん知っていましたが、今一つ必要性を感じませんでした。熱収縮チューブ・プラスチックの曲げ・フィルム貼りなど使用したい場面は多々あるのですが、熱収縮チューブは半田ごて・プラスチックの曲げはガスコンロ・フィルム貼り/剥がしはドライヤー等、それぞれ代替手段はあるので。
しかしながらあれば便利なのは確かですし、私自身も年のせいでしょうか楽をしたい気持ちになってきましたので購入することにしました。
ヒートガンの価格も2,000円程度から数万円のものまでピンキリです。最初は最安のもので良いかと思ったのですがいろいろ物色しているとやはり欲が出てきてしまいます。温度・風量を細かく調整したいし、アタッチメントも欲しくなります。消費電力の大きい機器なのであまりにも安価な製品は安全性に不安がありますので安物の中でもちょっとだけ高めの商品を選択しました。
RELIFE(リリーフ) RHG-1500 温度調整ダイヤル付き 1500W ヒートガン 87050
4,639円(Amazon)
仕様
・品番:RHG-1500
・電源:AC100V 50/60Hz
・電流:送風 0.6A/LO弱 0.6~LO強14A/HI弱 0.8A~HI強14.5A
・定格消費電力:Lo800W/Hi1500W
・定格使用時間:20分
・風量:Lo300L/min/Hi550L/min
・熱風温度:Lo60°C~Hi550°C
・本体寸法:275×80×190mm
・質量:0.7kg(コード含む)
・コード:2芯1.8m
・付属品:スポットノズル 1個・ワイドノズル 1個・フックノズル 1個・ヘラ型ノズル 1個・掻き出しスクレーパー(スクレーパー取りつけネジ付き) 1組
ブランド名「RELIFE」がどこのメーカーのものなのかよくわからなかったのですが、検索してみると「ミツトモ製作所」のようです。ただし、まったく同じ形状でステッカーだけ違う製品がいくつも見つかりますのでOEM品のようです。
この製品を選んだ一番の理由は「送風」機能があることです。プラスチックを温風で曲げた後などに送風で強制冷却して早く固定できます。また、ヒートガンを使い終わった後の片づけが早くできます。
前々から疑問だったのですがヒートガンとドライヤーは何がちがうのでしょうか?消費電力はヒートガンが約1,500Wでドライヤーが約1,200Wです。ヒートガンの方が大きいですが思ったほどの差はありません。温度はドライヤーが120~140度程度に対してヒートガンは500度にもなります。少しの消費電力の違いでなぜこんなにも温度の違いが生じるのかが理解できません。
ドライヤーはもっと高い温度を出せる能力を持っているが調節して低く抑えている可能性はあります。しかしドライヤーの温度調節はバイメタルで単純なオン/オフしかしていません。夏場は時々オフになりますが通常フルパワーで動いていると思いますので、その可能性は低そうです。
もう一つ考えられるのは風量の違いです。ドライヤーは風量が多いので温度としては低く、ヒートガンは風量が少ないので温度が高いという仮説で、ヒートガン購入前の私の予想はこちらでした。
しかし実際にヒートガンを使ってみると風量はドライヤーと大差ありませんでした。この問題は依然謎のままです。
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