2015年6月9日

SEL1670Z


SEL1670Zを購入しました。Eマウントレンズとして5本目となります。今回は高画質を求めての購入です。


品目SONY SEL1670Z(中古)
時期
2015年6月
場所
マップカメラ
金額
:67,300

 これまで、キットレンズとしてのSELP1650を皮切りにSEL18200、SEL1018、SEL30M35と購入してきました。これらはキットレンズでは撮れない焦点距離だったり最短撮影距離だったりします。つまり機材によって撮影の「幅」を広げる意図がありました。

今回、初めて既存のもの(SELP1650)と被る焦点距離のもの、純粋に画質向上を目的とした買い物になりました。実際、購入に至るまでには相当迷いがありました。
まず、SELP1650の不満点として以下のものがあります。

・画質に不満
・電動ズームが使いづらい

画質の不満ですが、具体的には「色」です。色味が「あっさりしている」と言うか「地味」と言うか。実物を忠実に写し取っているのでしょうが、いわゆる「記憶色」とは違う感じで、もう少し色気があって欲しいと思いました。

その点、SEL18200の方が色が濃く好みです。重量・大きさの問題がなければこちらを普段使いしたいです。こう言うと「RAWで撮ればいいじゃないか」と言われそうですが、現像の手間を考えると躊躇します。(現像についてはやったことが無いので面倒に感じてしまいますが、やってみればそんなに手間では無いのかも?とも思っています)
私の場合、「作品」を撮りたいのではなく、あくまでスナップ写真を撮りたいのであって、それがより高画質であれば嬉しいのです。今の所jpg撮って出ししか考えていません。

レンズを変えずに仕上がりを変える手段として「クリエイティブスタイル」があります。「ビビッド」など試してみたのですが今一つ納得できず、現在は「風景」に落ち着いています。

SELP1650よりもグレードが上のレンズで「便利ズーム」に該当するものは現状SEL1670Zしかありません。FEレンズまで入れれば他の選択肢がありますが、フルサイズならばSONY以外も考えたいですし、このままAPS-Cで行くのだったらわざわざ重く嵩張るFEにしたくありません。

このところFE以外のEレンズの新規発売はありません。ロードマップを見てみると発売予定のものがいくつもありますが、おそらくFEレンズでしょう。しばらくはEレンズの新規発売は無いというのが一般的な見かたです。ちょっと前にはSEL1670Zのマイナーチェンジの噂がありましたが、どうやらそれもなさそうです。

と言うわけで、買うとすれば機種はSEL1670Z一択で迷いは無いのですが、問題はその価格です。ZEISS銘だけあって非常に高価です。個人的にはカールツァイスには何の憧れもありません。ネット上ではこの銘のために2万は高くなっていると言われています。
SEL1670Zのネット上の評判は良くありません。総評は「値段ほどの価値は無い」ということで一致しているといってよいでしょう。
その他、レビューをまとめると以下のような感じ。

・解像度:中央は良い。周辺はダメ。
・ボケ:まあまあ
・色:コッテリ系
・湾曲:強め
・明るさ:暗め。特に周辺は暗い。
・オートフォーカス:SELP1650より遅い。特に望遠側で迷う。
・手振れ補正:弱め

その他、片ボケを指摘する声が多いです。
このように列挙するとマイナス面ばかりで、作例を実際に見てみるとなるほど、言っている意味はわかります。しかし私にとって上記の「色」の部分こそが重要でした。ツァイス独特のこってりとした色乗りはあるという声が多く見られたので魅力的に思えました。
解像度などのその他の項目についてもSELP1650よりは多少は良いようです。その「多少」の部分がSELP1650との価格差を考えると十分では無く、辛い評価に繋がっているのは確かです。
裏を返せば価格さえ納得できればSELP1650からのレベルアップが期待できそうです。

価格ですがソニーストアで96,480円(税込、以下同)で10%OFFクーポンを持っていましたので87,000円ほどになります。他店では80,000円+αが最安でした。(一時期は70,000円が最安だったようなのですがこればかりは仕方がないですね)
新品でしたら3年ワイド保証(何と落下・水没も保障範囲!)のソニーストアで買いたいのですが、やはり手が出せないので中古を狙います。ソニーストアの2万円安、67,000円程度だったら買おうと思いました。
何度かヤフオクで落札を失敗した後、ネット通販で購入しました。付属品がレンズキャップ・リアキャップのみでしたが、それらは私には必要ないので大丈夫です。再度売ることを考えたらもっと高くても付属品がそろっていた方が買い取り価格は上がり、結局得になると思います。

商品が到着して第一印象は「重い!」です。
「重い」というレビューは無く、むしろ「軽い」という人が多かったので意外でした。

SELP1650 直径64.7mm 全長29.9mm 重量116g
SEL1018  直径70.0mm 全長63.5mm 重量225g
SEL1670Z 直径66.6mm 全長75.0mm 重量308g
SEL18200 直径75.5mm 全長99.0mm 重量524g

大きさ・重量とも所有しているSEL1018とSEL18200の間に入るのですが、スペックからみて近いSEL1018で事前シミュレーションしていたのですが、何と、どちらかと言えばSEL18200に近い印象を受けました。
仔細に観察するとSEL1670Zは(ワイド端の最も短い状態で)中心より先端方向に重心があるのが理由で実際の重量以上に重く感じるのではないかと考えます。

ズームの感触はSELP1650の電動ズームより格段に良いです。しかしデメリットもあります。全画素超解像ズームの操作が面倒です。その点はSELP1650は光学ズームとシームレスに使えるので便利でした。少しでも使いやすくするためにC2ボタンを全画素超解像ズームに割り当てました。

便利ズームとして付けっぱなしにして持ち歩くつもりだったのですが、私の場合は撮影が主目的では無く、旅行などでのスナップなので長さ・重さが重荷になる懸念が出てきました。
もちろん出てくる写真が素晴らしい物であればそのような懸念は吹き飛ぶわけなので、ともかく使ってみてから評価したいと思います。(自分なりに評価が定まってきたらレビューしたいと思います)


フードは付属していませんでした。プロテクターの代わりにUVフィルターを付けています。理由はこちらの記事同様、プロテクターよりUVフィルターの方が安かったからです。



地面に置くとレンズの重みでレンズが地面に着きますが、レンズ底部はα6000本体の底部より2~3mmほど上にあります。


SEL1018との比較です。サイズ的には近いのですが重さ(の感じ方)は大きく違います。


最大望遠時です。SEL18200のように下に向けると自重で伸びてしまうことはありません。(ロックもありません)




5本目のEレンズです。型番は書かなくてもわかりますよね。
Eレンズに明るい未来を感じないのですが…レンズ沼?…





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