2015年6月20日

猫ちぐらっぽいもの


「猫ちぐら」をごぞんじでしょうか?稲わらを編んだ猫用ペットハウスで新潟県の民芸品です。


私は猫が好きです。現在は家庭事情で飼うことができませんが、いつかは飼いたいと思っています。
数年前、猫ちぐらの存在を知りました。何よりも猫が入っている姿がかわいいですが民芸品としても魅力的に思えました。
この時既に一年待ちの状態で、将来のために注文しようかとも思いましたが、2万円ほどという価格がネックで購入を躊躇していました。
その後、猫ちぐらが一般的に知られるようになり、現在では何と6年待ち!?との話も聞きます。

そんな時にディスカウントストア(ホームセンター)で猫ちぐらっぽいものを見つけました。本来の猫ちぐらが稲わらで作られているのに対してこれはとうもろこしの葉が材料です。値段は3,000円台後半で安くは無かったので一旦は見送りました。
こんなものもあるのかと家に帰った後ネットで検索したのですがヒットしませんでした。そのためこの機会を逃したらもう手に入らないかもと考え、改めて購入に走りました。

よくある話としてせっかくペットハウスを購入しても、猫はペットハウスそのものには見向きもせず梱包用のダンボール箱の方がお気に入りということもあります。本当に猫が気に入るかどうかも怪しいですし、爪とぎの道具にされてすぐにダメになってしまうことも十分考えられます。本物はもったいない気もします。

商品に付いてきたタグです。(ディスカウントストアの購入シールがローカルです)



当然のごとく中国製です。安全性が心配ですが、どうせしばらくは物置にでも放置されることになりますので、その間に薬剤等は飛んでしまうと思います。本物も制作最後に虫除けのために硫黄で燻されているようですので、しばらくおかないと猫も嫌がる(人間も)ようです。


大きさは実測値(約)で直径:約44cm、高さ:33cm、重さ:2.2kgです。

耳を模した変な飾りが付いていますが、その他の部分は至って真面目に作られています。耳は本体に編み込まれているのではなく、別体で作られたものを糸で結んでいるだけなので簡単に取れそうです。耳は外して使用することになるでしょう。


てっぺんには持ち運び用の持ち手がついています。かさばるのでとても便利です。


本物との違いですが、出入り口が本物は四角に対して丸型です。天井部分が本物はドーム状でこれは円錐形です。本物は写真でしか見たことが無いので推測ですが、編み方が大きく違うと思います。 こちらは縄状のものを糸で形にしているのですが、本物は糸は使用せずに形状そのものの形に編んであるように見えます。ですから本物の方が緻密に見えます。


底を外せるのが本物と違うところです。薄いですがクッションも付属しています。




とうもろこしの葉は稲わらよりも大きいので、それを編んだものは何と言うかおおざっぱというか、ち密に編まれた感じはしないのかと思いましたが、意外とち 密に編まれており、結構重めです。本物の猫ちぐらには残念ながらお目にかかっていませんが、見た目はそんなに違わないのではと思っています。


ネットを検索すると自作されている方も結構います。さすがに稲わらから作るのは簡単ではありませんが、藁縄から作る方法でしたら私にもできそうです。念願かなって猫を飼うようになったらチャレンジしたいです。



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