2015年9月27日

カングーのへこみを直す


車の隣に置いてある自転車を倒してカングーに凹みをつくってしまいました。


自転車を倒したのは自分ですし、そもそも車にキズが付こうが気にしません。特にカングーは「働くクルマ」なのでキズがあった方がカッコいいとも思えるほどです。まあ、それはちょっと言い過ぎですが「気にしない」というのは本音です。
ただ、DIY派の自分としては「車のへこみはDIYで治るのか」というのは興味のあるところです。

へこみの場所はスライドドアです。大きさは小さく直径5cmほど、塗装も剥がれていないのですが、とにかく目立つ場所です。写真に写すのは難しいですが。


前席ドアは内張りを剥がした経験がありますので、内貼りを剥がして内側から押し出すことが出来ますがスライドドアは経験が無いこともあり、そこまでする気力はありません。直すのであれば外から引っ張る方法を考えます。

そこで買ってきたのがバキュームリフターです。ホットボンド(グルーガン)で引っ張る方式の方が効果はありそうでしたが、後処理(ホットボンドの剥離)が面倒そうだったことと他の用途には使えそうもないのでバキュームリフターにしました。バキュームリフターはガラスを持ち上げたり簡易的な固定に使えたりと応用範囲が広そうなのでいろいろ便利かなと思った次第です。

購入したのは吸盤の直径が57mmものと120mmのものです。小さい方は2個セットで約800円、大きい方は1個約600円を2個買いました。
凹みの大きさが約50mmなので小さい方でも大きすぎなのですが、これ以上小さいものは見つけられませんでした。(あっても車に使うのには力不足と判断しました)
大きい方は今回は使用しません。別の用途で使用します。

 



まずはヒートガンで温めて…


吸盤にちょっと水を付けて吸着させ、グイグイ引っ張ります。耐荷重は2kgとされていますが、新品だからか実際はそれ以上あるように感じました。ストレートから出ている商品は同じ大きさで耐荷重が3kgあります。(そちらはちょっと高かったのでやめました)


吸盤が外れるまで一気に引っ張るよりは吸盤が外れない程度にグッグッグッと連続して引っ張った方が効果があるように感じました。
その結果がこちらです。と言っても写真ではよくわからないと思います。 なだらかにへこんだ部分はかなりの改善が見られたのですが、一部鉄板が折れた部分があり、そこはさすがに元には戻りませんでした。


説明が難しいのですが、物理的にはかなり改善されました。(元が0として)作業前のへこみ具合を10とすると3程度まで改善されました。しかし人の目は敏感なので見た目からするとそこまでの改善効果は見られません。5~6ってところでしょうか。「明らかに改善されたけどまだまだだね」って感じです。


これ以上は効果がなさそうなのでこれにて終了。元々完全に直るとは思っていませんでしたが「もしかしたら結構綺麗になるかも」という期待もちょっとだけあったわけで、満足と不満と入り混じった気持ち。

別の車で試します。こちらにもドアノブ付近にへこみがあります。


作業していると何か感覚がおかしい?
バキュームリフターを見てみるとゴムが裂けています。


残念ながらここで終了。バキュームリフターはもう一つありますが、そちらも壊れたらもったいないので使いません。このバキュームリフターは車修理用として売っていたものではありませんから文句は言いません。

これ以上何かする気はないですが、私のことですから何かネタを見つけてスライドドアの内貼りを剥がす機会があるかもしれません。その時にはドア内側から凹みをたたき出してみようかなと思っています。



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