普通の車はテールランプユニットのバルブは消耗品なので簡単に交換できます。
バックドアを180度まで開けます。
この写真は運転席側なのですが、車体内側(写真では左側)にトルクス(T20)ネジが2本ありますので、これを外します。工具を使わずにバルブ交換ができる車種が多い中、カングーは少しだけ面倒です。出先で交換することを考えたらトルクスドライバーを常備しておくことをお勧めします。
一旦バックドアは閉めます。車体外側は2か所のクリップで留まっていますので外します。
ところが私の車両だけかもしれませんが、このクリップが硬いのです。手で外すことができず、マイナスドライバーでこじって外しました。工具を使う場合は車体にキズを付けないように注意しましょう。
こちらが問題のクリップ。
バルブソケットはユニット側に付いています。車体からはハーネスが延びていますので注意。慣れないうちはハーネスのコネクタを外した方が作業しやすいでしょう。
4か所のツメを外すとレンズ部分とソケット基板とが分離します。1か所ツメが折れています。覚えていませんが前回バックランプを増設した際に折ったようです。フランス車はプラスチックの質が悪いので気を付けていてもこうなることがよくあります。
後はバルブを交換し、ユニットを元に戻します。白熱電球と違いLEDバルブには極性がありますが、S25段違いピンは決まった位置でしか装着できないので極性を気にする必要はありません。
変わった形状のバルブですが、カングーは色付きレンズですので気になりません。クリアレンズの場合はどうでしょうか?
点灯させるとこんな感じです。心配していた拡散性ですが白熱バルブとの違いは感じられません。
明るさですが、テール・ブレーキとも純正白熱バルブ(左)より明らかに明るいです。しかし後続車から見て眩しいというほどではありません。最近は純正でも暴力的な眩しさの車種がありますからもっと明るくても問題ないのかもしれませんが、このくらいでちょうど良いです。
ここでちょっと実験です。ポジションランプで使用していたノーブランドLEDバルブを取り付けてみました。左側の純正白熱バルブよりかなり暗いことがわかります。一応ダブルなのですが…
拡散性もありません。やはりノーブランドはこんなものでしょう。
左右とも換装してできあがりです。
一人で作業したので確認はできませんが点灯開始時のレスポンスも上がっていることでしょう。
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