2015年9月30日

ASUS X751LDV 分解手順


購入したばかりのASUSノートパソコン(X751LDV-T4371H)ですが、換装のためさっそく分解します。


とりあえず電源を入れて一通りチェックをしたところ初期不良はなさそうなので、保証が無くなるのを覚悟でネジを外します。換装した場合の保証に関してですがメーカーによって対応が違います。元に戻せばOKという所もありますし、ネジを外しただけでNGという所もあります。ASUSの場合がどうなのかは興味のあるところですが今の所不明です。(今回分解では封印の類はありませんでした。)

まずは裏返します。ノートパソコンでここまで何も無い裏蓋には潔さを感じます。ネジの場所も一目瞭然ですね。10本外します。ネジの種類は2種類、パームレスト側の4本だけ短いネジです。


表に反してディスプレイを開きます。
ここからが最大の難関です。キーボード側のパネルを外します。上面全て一枚のパネルになっています。まるでスマホのようです。
ツメで嵌っているだけなので力尽くで外すのですが、とにかく固い!最初は時計用のこじ開け工具を使おうとしたのですがどうしてもキズがつきそうだったので結局手で開けました。パネルが割れるかと思いましたが何とか外せました。


キーボードとタッチパッドから延びている2本のフラットケーブルを外します。マザーボード側の白いロックを立てるとスルッと外れます。


こちらが外れたキーボード・パネルを裏から見たところ。普通はキーボードとパームレストは分離されているものですが、一体となっているのはコストダウンのためでしょう。


こちらがマザーボード側です。見ての通り、ここまでくれば光学ドライブ・HDD・mini PCI-eの換装は簡単にできます。バッテリも交換不可です。持続時間から予想されましたが小さ目です。スピーカーがおもしろい構造になっています。


今回はメモリ換装はしませんので必要ないのですが、せっかくここまできたのですからメモリの状態を観察しようと思います。一旦、光学ドライブ・HDD・mini PCI-eの3つを全て外します。

このあたりから本体とディスプレイの重量バランスが悪くなってきます。ディスプレイは180度まで開きませんので後ろに倒れてしまいます。タオルなどを枕にした方が良いでしょう。

マザーボードを固定しているネジを外します。 写真に見えているネジ7本とファンに付いているネジ2本を外します。ネジは全て同種なので混ぜても大丈夫。無線LANのアンテナもテープを剥がしてフリーにしておきます。


左端のソケット類が引っかかりをうまくよけながらマザーボードをそっと(ケーブル類が付いたままなので)持ち上げます。


メモリとご対面です。事前に教わった通りマザーボード直付けの4GBのオンボードメモリとソケットに刺さった4GBのメモリモジュールが確認できました。これ以上増やしたかったらデュアルチャネルをあきらめて4+8=12GBにするしかないです。幸いビデオメモリが別にあるので8GBで困ることは当分無いと思いますが。


メモリモジュールはHynix製でした。


メモリが確認できたのでマザーボードを元に戻します。マザーボードにネジ穴がたくさんあって一瞬どこにネジ留めするのか迷うかもしれませんが、△矢印のある個所を留めれば大丈夫です。と言いながらも私は1本余らせてしまいました。事前に撮った写真を見て絶縁シート右端だということがわかりました。

事前に2chで「光学ドライブが9.5mm厚だから気をつけろ」と教えられた(ありがとう!)ので確認しました。たしかに超薄型の9.5mm厚です。一般的なスリムドライブは12.7mmなので注意が必要です。12.7→9.5の換装は工夫で何とかなるかもしてませんが9.5→12.7の換装はまず無理でしょうから。


ラベルを見てもメーカー名がわかりません。「GUC0N」でググってみると正式な型番は「HL-DT-ST DVDRAM GUC0N」のようです。メーカーは中国の「fenvi」のようなのですがイマイチ不明でした。ASUSをはじめlenovo、HPなどに卸しているOEMメーカーのようです。


これを見ると私のX751は2015年3月以降に製造されたことがわかります。X751は2014年6月発売でアウトレットということからもっと古いことを覚悟していたので、半年前というのは悪くない感じです。


後はHDDと無線LANモジュールを換装(別記事にします)してから元に戻していきます。特に説明しませんが問題ないでしょう。
すべて終了した後に床に外装のツメの一部らしき物体が転がっていましたがキニシナイキニシナイ!


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