2015年10月1日

ASUS X751LDV 無線LANモジュール換装


X751LDVの無線LANは標準でIEEE802.11b/g/n対応です。5GHz帯とBluetoothを使用したいので換装します。


まずはインターフェースの調査です。
ちょっと前ならmini PCI Expressで間違い無しです。フルかハーフかを調べる必要があるのですが近年はほとんどハーフでしょう。ところが最近はM.2(Next Generation Form Factor:NGFF) が普及してきました。X751LDVは1年以上前の発売なのでまずmini PCI-e Halfで間違いないとおもうのですが確証がありません。とにかくネット上に情報が無い機種なのです。

2chで質問したところ「mini PCI-e Halfだよ」という回答をいただきました。またYouTubeにもX751LDV分解の動画 http://www.youtube.com/watch?v=w6i684fkyDA が見つかりました。これを見ると画像が小さいのですが形状からmini PCI-e Halfは間違いなさそうです。

インターフェースがわかったら次は通信規格です。先に記載した通り5GHz帯とBluetoothが必須です。親機がnなのでacまで必要ないのですが、今買うのであればせっかくなのでacにしたい気持ちもあります。ここら辺は財布との相談です。一例ですが現時点でIntelの場合、ac対応の7260は3,900円に対してn対応の6205が1,800円ほどです。

Bluetoothが問題です。まず無線LANモジュールのBluetoothが認識されるかどうかはPC本体側インターフェースにUSBの結線がされている(フルスペックと言います)ことが絶対条件になります。これは公表されていないことが多いので実際にBluetoothが搭載されているモデルが存在するかが判断材料となります。もちろん実際に換装した人がいれば参考になります。しかしX751LDVの場合は情報がありません。こうなったら自分が人柱になるしかありません。

メーカーですがASUSが標準で内蔵しているのはBroadcomやAtherosを採用する例が多くIntelは無いようです。しかし入手性を考えるとIntelが第一候補です。私自身も今まで換装してきたのは全てIntelです。相性問題が気になりますが、相性が問題となるのはもっぱら親機と子機の間で、PC本体と無線LANモジュールの間というのはあまり無いと思っています。

無線LANモジュールはES(Engineering Sample)品と言う量産開始前の試作段階のものが市場に流通したものがあり、もちろんメーカーは何の保証もしてくれません。その他にも特定メーカー専用(Lenovo/HPが有名)でしか動作しないものがあったり、はたまたまったくの偽物まで存在します。これらを承知の上で格安品で遊ぶのも楽しい(経験有)のですが、今回は安全策を取り、なるべく信頼できるところから購入しました。

最終的に入手性を最重視しIntel 7260HMWにしました。
一抹の不安はありましたがX751LDV本体が届く前に注文しました。先に述べたとおり価格は3,900円です。Amazonで購入しましたが業者はAmazonではありません。

******************************************

さっそく換装です。本体の分解方法はこちらをご覧ください。

標準で内蔵されているのは Atheros AR5B125 でした。

 

こちらが換装する Intel 7260HMW です。


 換装後、ドキドキしながら電源を入れます。
まずWIFIを確認。ちゃんと5GHz帯のn(300Mbps)でリンクできました。こちらは特に心配はしていませんでした。

問題はBluetoothです。実はBluetoothについては本体側の結線の問題とは別に7260そのものの問題もあることがわかっていました。本体側がフルスペックであるにも関わらず7260のBluetoothを認識しないという症例が多く聞かれたからです。7260は現状Ver.5まで出ているのですが、噂レベルだと、どうやらVer.1に不具合があるという話です。幸い私の入手した7260は「TA~002」となっているのでVer.2のようなのですが安心はできません。

結果は…OKでした!



0 件のコメント:

コメントを投稿