2015年10月18日

カングー 天井の防音・断熱処理①


カングーの天井に防音と断熱を兼ねてシートを貼ることにしました。


カングーで雨の日に信号待ちとかで停車中、電線などから落ちてくる雨だれがルーフに当たるとびっくりするくらいの音がします。洗車時に屋根をふいているとベコンベコンへこむくらい薄い鉄板ですし、叩いてみても大きい音が響きますので防音材が何も入っていないことがわかります。

カングーは車内も鉄板むき出しで屋根に限らず防音材はほとんど無いですから、エンジンの音やロードノイズがガンガン入ってきます。商用車ですから仕方がないとは思いつつも自分は乗用車として使用しているのでもうちょっと何とかならないだろうかと考えました。

ちょっと話がそれますが、カングーは空調の効きが悪いです。冷房の効きが悪いのは初めから承知の上です。欧州車の冷房の効きが悪いのはいつものことですし、ましてやカングーは室内容積が大きいことに加えて窓ガラスも大きく、さらには商用目的なのでエアコンの容量も最低限なのは明らかです。ですから冷房の効きが悪いのは織り込み済みです。

予想外だったのは暖房の効きが悪いことです。欧州車で暖房が効かないというのは聞いたことがありませんでしたし、前車のシトロエンでも良く効きました。これも車の性格上、物理的に厳しいのはわかりますが現地の人は文句言わないのでしょうか?
個人的には暑さよりも寒さに弱いタイプなので、暖房が効かないことの不満が大きいです。以前にはこのような対処を行い、若干ですが効果がありました。

そんなことで天井のシート貼りですが、防音の他に断熱効果も期待しています。おそらく体感できるか出来ないかギリギリくらいの効果しかないと思いますが、精神衛生上やっておいた方が安心です。

今まで所有してきた車は全て自分で天井に防音材を貼っています。それなのにカングーはなぜ5年も放っておいたのかと言うとオーバーヘッドコンソールの存在があります。オーバーヘッドコンソールの外し方がわからなかったので、たぶんやればできるとは思いつつも何となく億劫に感じていたのです。


前置きが長くなりました。
やると決めたらまずは材料選びです。

防音材としてはレジェトレックス、レアルシルト、シンサレート、エプトシーラーなどが有名どころです。レジェトレックス・レアルシルトは制振、シンサレートは吸音、エプトシーラーは密閉機能があり、組み合わせて使うと効果的です。しかしそこまで行くとデッドニングというオーディオの世界になってしまいちょっとお高いです。
もっと安く手軽に使える材料を探したところ、「東レペフ」というものを見つけました。制振と吸音、両方の機能があるようですし、片面がシールになっていますので施工も簡単です。価格もまずまず手が出せる金額だったのでこれに決めました。

またまた余談ですが、この商品、東レが販売している「ペフ」ということではなく、「東レペフ」または「トーレペフ」が商品名のようで、その名を冠したグループ企業まであります。

厚みが5mmと10mmがあり、カングーは隙間が大きそうだったので10mmにしました。10mmのものは2400円/mでした。(1m幅)
長さは概算で3mあればカングーのルーフには十分なのですが、いろいろ使えそうなので5mを注文。


素材はフェルトのような繊維状と思っていたのですが、スポンジ状で硬かったです。上の写真の状態で届いたのですがビニール袋がパンパンで取り出すのが大変でしたこの硬さでは貼る面の凸凹に密着させるのは難しいと思いました。




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