2016年4月8日

2段梯子


どの方式の梯子を買うか悩んだ結果、2段梯子にしました。



いろいろ使う予定なのですが、現在最も使いたい用途としては室内の高所にある明かり取り窓のメンテナンスです。高さとしては4mは欲しい所ですので、以下、長さが4m程度のものを検討しました。


普通の梯子は「1連梯子」で検索すると出てきます。このタイプはあまり一般的ではないので「梯子」で検索するとあまりヒットしません。
さすがに収納場所が無いので購入は考えませんでした。


一番ポピュラーな「梯子兼用脚立」です。
脚立として独立して立ちますし、伸ばせば梯子としても利用できます。後に出てくる二段梯子と比較して、伸ばした時の長さが長い(収納時の2倍)です。
普通はこれを買えば良いと思います。


次に「2連梯子」です。
スライドして伸ばすことができます。梯子を立てた状態で伸ばすことができますので伸ばす際にスペースを取りません。また、スライドを途中で止めることができますので障害物があっても対応できるのがメリットです。一方、重なる部分があるので伸ばした時の長さは収納時2倍より短くなるのがデメリットです。


「マルチラダー」は3箇所以上関節のある梯子です。
梯子・脚立・作業台など様々な形状になります。保管時には4つ折りになりますのでスペースを取りません。良いことずくめなのですが、デメリットは重いことです。以前はこのタイプを借用して使っていたのですが、とにかく重く、保管場所から出すだけで難儀していました。


こんな変わり種もあります。「伸縮梯子」とか「スーパーラダー」とか呼ばれています。タケノコのようにニョキニョキ伸びます。
保管時には非常にコンパクトになります。収納と強度を保つために下の段のパイプは非常に太くなっていますので非常に重いです。ただしコンパクトなのでそれほど重さを感じません。
デメリットは「しなる」ことです。ホームセンターで実際に登ってみたのですが体重の軽い私でも結構しなります。ただし折れる気配は有りませんでしたので慣れの問題かもしれません。
問題は良くわからない無名メーカーのものがほとんどだということです。アルインコからも出ており、それなら信頼できそうなのですが価格が高すぎます。無名メーカーなら1万円程度と安いのですが強度的に信頼できません。


これらを検討した結果2連梯子に決めました。汎用的なツールだけにいろいろなケースを考え出すときりがないので「室内で使う」という最初の前提条件を重視しました。
最大伸長4m前後のもので1万円ほどと価格的にも手ごろです。 2連梯子は滑車とロープを使ってスライドさせる方式が主流ですが、4m程度の小さくて安いものは手で持ち上げてスライドさせる方式です。
メーカーは「アルインコ」と「長谷川工業」が2大メーカーのようですのでそのどちらかにするつもりでホームセンターを回ったところ、長谷川の方が安かった(安い店が長谷川を取り扱っていたと言った方が正しいと思います)のでそちらにしました。ちなみにこの梯子は長谷川では「プッシュアップ式」、アルインコでは「ハンディロックラダー」と呼んでいます。


長谷川工業 LQ2 2.0-40
全長:4.02m 縮長:2.29m 重量:7.6kg



伸ばしたところ。本当はこのような使用はNGのようです。接点(立てかける部分に接する場所)は最大でも3mと仕様書に書かれています。


下の写真のようにロックされます。上になる梯子に付いているロック金具を下になる梯子の踏ざん(ステップ)に引っかけることになります。
梯子を垂直に立てて奥側の梯子を上下に動かします。踏ざんの単位でロックすることができるのですが、ある程度のスピードで動かすと目的の長さまで一気に動かせます。止めたい長さになったら踏ざんが重なるちょっと上のところで一旦止めると金具が戻るので、そこからちょっと下に下げればロックがかかります。言葉では説明し辛いのですが実際は簡単です。


2段梯子はこのような手動で上下させるタイプはまれ(ですからわざわざ「ハンディロック~」と名前がついています)です。通常はケーブルと滑車で上下させるタイプ(これも厳密には「手動」ですが)です。この梯子でも2m近い高さまで上げなければならないのですが特に不都合は感じませんでした。これ以上長くなると高さ的にも重さ的にも手動では無理でしょう。
伸長4mは長さ的にも重さ的にも、さらには価格的にもバランスが取れていると思います。



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