2016年4月5日

バイスグリップ


「ロッキングプライヤー」とも呼ばれています。


PETERSEN Vise Grip 7R Locking Plier, Straight Jaw, 7"

ロッキングプライヤーはアメリカ・ピーターセン社の発案で「バイスグリップ」の名前で売り出しました。私が持っているものもオリジナルのピーターセン「バイスグリップ」です。

その後ピーターセンはIRWIN TOOLS(アーウィン)社に買収され、現在もバイスグリップの名前で販売されています。

現在はバイスグリップの特許が切れていますので多くの類似品が発売されています。本家ともいうべきアーウィンのバイスグリップは中国製になってしまったようなので、わざわざそれを買う必要もないでしょう。KTCの評判が良いようです。KTCは国産大手というだけにいろいろ言われますが意外と(といっては失礼ですが)掴み物の評判が良いです。

私の持っているバイスグリップはかなり以前に購入したものですのでピーターセン社製のものかもしれませんが、アーウィンの前にピーターセンを傘下にしていたアメリカンツール社(American Tool Companies, Inc.)時代の可能性が高いと思っています。




このハンドル(ロックリリースレバー)でリリースができます。発売当初はこの機能が付いていなかったようです。たしかに便利で、これを使えば外すときに勢い余って痛い思いをすることがありません。


ジョーの先端部分にはフラットで滑り止めの溝はありません。この部分がクロスカットの方が滑らないかと思います。ただしフラットには傷がつかないメリットもあります。


全体の雰囲気もそうですが、なんといってもこのロゴ!!
「ザ・アメリカ」って感じでむちゃくちゃカッコイイ!!



グリップ部分の刻印です。アメリカンツール時代だと判断した根拠です。



汎用性の高い便利な工具ですが使いこなすには慣れが必要だと思います。ハンドルをいっぱいまで握ってロックがかかったときの顎(ジョー)の開き幅をお尻の調整ネジで調整するのですが、調整が狭すぎればロックのかかる位置まで握りこめないですし、調整が広すぎれば当然緩くて用をなさないわけです。「ロックがかかるけど回らない」調整が難しいです。ましてや咥える対象物が変形する可能性があったり傷を付けたくない場合は力加減が難しいです。

昔から「バイク乗りは常備しておけ」と言われています。コケてクラッチペダルなどを折ったときに非常用に使えます。



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