2016年7月23日

i-dio Wi-Fiチューナー


いよいよ地上アナログテレビ放送が使っていたVHF-Low帯を使用したサービスが始まったようです。


アナログ放送が停波してから何年経つのかも忘れていたのですが、「もう」というか「まだ」というか5年が経つのですね。そういえば東日本大震災を受けて停波の先送りとかのニュースを思い出しました。

空いた帯域を使って複数のサービスが開始されているのですが、そのうちの一つに「i-dio」というものがあります。マルチメディア放送ということらしいのですが資料を見てもイマイチわかりません。とりあえずラジオ的な機能があるということなので、ラジオ好きの私としては気にならないわけがありません。

私が住んでいるエリアは今年7月から放送開始するようで、Wi-Fiチューナーの無料モニターの募集が始まりました。詳しく放送(予定)エリアを確認してみると微妙に外れているようなのですが一応申し込んでみました。もしかしたら住所で放送エリアを判定されてはねられるかな?と思ったのですが、すぐにチューナーが送られてきました。

こちらが送られてきたチューナーです。思ったより小さいものでした。大きさ比較のために単三電池と並べて撮影しました。


ちょっと驚いたのがロッドアンテナです。写真を見て気付きますか?ロッドアンテナは本体側が太くて先端に行くに従い細くなるのが普通です。ところがこれは先端が太いのです。
表側には電源ボタンとLEDランプがあるだけです。


micro USB 端子があります。充電にしか使われないようです。その下に見える小さなポッチはリセット用の穴です。


反対側はイヤホン端子かと思いきや外部アンテナ端子だそうです。


WPA2で暗号化されます。キーは裏側に印字されていますが、おそらく共通でしょう。


機能的にはWi-Fi ワンセグチューナーと同じですね。デバイスは受信するのみ、Wi-Fiでスマホに接続して操作やWi-Fi ワンセグチューナー表示など全てスマホ側のアプリで行う方式です。

Wi-Fi ワンセグチューナー、io-dataのセグクリップと並べてみました。厚みは2倍以上、重量も重いです。角ばった形状であか抜けないデザインです。実売価格はどのくらいになるのでしょうか?


実際に放送を受信しようとしてみましたが、予想通り放送圏内ではありませんでした。ただしi-dioにはインターネット受信モードもありますのでそれで試してみました。インターネット受信モードはパケット代がかかる場合がありますがチューナーは必要ありません。それで充分のような気が…。でもそうするとインターネットラジオとの違いがありません。(i-dioは音声のみではないということなのですが、実際のところこれで映像サービスを受けたいかと言うと個人的には…)

放送内容については魅力的とは思えませんでした。プレ放送ということもありますので今後に期待ということでしょうか。 貴重な周波数帯域を使うのですから成功してもらいたいものです。全てコンテンツ次第ですね。



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