購入した富士通のサーバーにはVMwareがプリインストールされていました。従って設定作業はほとんどなかったのですが、ライセンスは評価版(試用版)になっていますので製品版に移行させる必要があります。
(1)ライセンスキー取得
サーバーにはアクティベーションコード(Activation code)が2つ付属していました。サーバー本体は2CPUなので1CPUごとのアクティベーションコードです。これを元にライセンスキーを取得する必要があります。
まずはVMwareのサイトに行って「My VMware」アカウントを作成します。アカウントにログインし、「製品の登録」で2つのアクティベーションコードを入力・登録します。ここまでは問題ありませんでした。
登録が完了すると2つの製品が登録され、2つのライセンスキーが表示されるのですが、そのライセンスキーの表示ができたりできなかったりするのです。My VMwareにログインすると下のようなホーム画面になるのですが、なぜか一番上のメニューが表示されないことが多いのです。このメニューから「ライセンスキーの管理」を選択するとライセンスキーが確認できるのですが、メニューが出てこないと移動できないのです。時間をおいて再ログインしたら表示されることが多いことが分かりました。何か不安定です。
(2)ライセンスキーの結合
ライセンスキーが確認できたらこれを vSphere Client に登録すれば良いと思ったのですが、そのまま入力したら「入力されたライセンス キーはこのエンティティ用の十分なキャパシティがありません」のエラーが出ました。これだけ見ても意味が分からないのですが、つまり「2CPUのライセンスが必要なのにこのキーは1CPUのライセンスしか持っていないので受け付けられないよ!」ということです。1CPU分ずつ2回に分けて登録すれば良いと思っていたのですが、My VMWareで1つのキーに結合する必要があることが分かりました。
結合が完了しました。
ライセンスキーの管理画面に戻るとライセンスキーが1つになっていることがわかります。このキーを vSphere Client に登録します。
(3)ライセンスキーの登録
vSphere Client を起動し、ホストの「構成」を選択します。さらにソフトウェアの「ライセンス機能」を選択します。この画面で「評価モード」になっていることがわかります。
右上にある「編集」をクリックします。「このホストに新規のライセンスキーを割り当てる」にチェックを入れて「キーを入力」します。
登録が完了すると製品版になっていることがわかります。
これでホストの設定は完了です。一度経験してみれば何ということもないのですが、何事も初めてだと戸惑いますね。
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