2017年3月4日

Amazon Web Services徹底活用ガイド


動きの遅いわが社でも社内仮想化を経ていよいよクラウド環境へと移行しました。


現在はベンダーメーカーの提供するプライベートクラウドを利用しています。手取り足取りメーカーに助けてもらっていますのでシステム担当としては楽な面もありますが、やはり費用が高いと言われます。

現在のシステム設計に対しては比較対象にしなかったのですが、今後はAmazonやGoogleなどのパブリッククラウドも必ず比較対象となります。オンプレミスも含めそれぞれのメリット・デメリットを考慮し、それぞれの環境を組み合わせて複合的にシステム設計することが求められます。

というわけでAWSの雰囲気だけでもつかんでおきたいと考えて購入したのがこの本です。

Amazon Web Services徹底活用ガイド



Kindle版を購入したのですが、紙の本を画像形式で電子化したのではなく、きちんとKindle用に最適化されています。PCの横長画面でもタブレットの縦長画面でも常に最適化されるので非常に読みやすいです。本は「基本編」「導入変」「実践編」に分かれています。





「基本編」の序盤はクラウドの概念的な話から実際の画面を紹介しながらのAWSの操作方法まで丁寧に説明されています。普通は本を片手に画面操作をするのが学習の近道なのですが、これは本を読んでいるだけで実際に操作したような理解が得られます。


そこから徐々にAWSの特徴の説明になっていきます。


次に「導入編」「実践編」へと進むのですが、どちらも実名をあげて実際にAWSを導入した事例を取り上げていて、違いがあまりありません。あえて言えば導入編は実践編より説明部分が多いです。


導入編と実践編で全体の8割の分量です。そしてここにAmazon独自の仕様について数多く書かれています。そう聞くと、いかに事前調査が成功のカギとなるかが想像できると思います。

これを読んでの感想は一言「怖い」です。結構クリティカルな制限が多くて、開発が進んだ状態で制限事項に引っかかったらと想像するとゾッとします。普通のシステム開発では「次善の策」というものがあるものですが、Amazon1社提供の環境ではオールオアナッシングとなります。

最後の方にも書かれていますが、「ハンディースキャナーなどのハードに依存する部分はオンプレミスで」、「メインのシステムはAWSだが、データ容量んぼかさむ画像データはストレージ単価の安い別クラウドで」といった具合です。

結局のところ「適材適所」というありきたりな結論になってしまいます。「これを導入すればパフォーマンスもコストもセキュリティも可用性も大丈夫」というような夢の話はまだ先ということです。

おそらくgoogleや他のクラウドにはまた別の特徴(利点や制限)があるのでしょう。まだまだ勉強していかなくてはと思った次第です。





0 件のコメント:

コメントを投稿