ステンレス製でさびにくいこと、薄型であることが特徴のコンビネーションレンチです。
薄型のスパナが欲しいな~と思っていたところ、これが見つかりました。ステンレスの5本セットで1,800円ほどと格安なので購入しました。
クラブ 薄型高硬度ステンレスコンビレンチ5本セット SLS-500
本当は両口スパナ(オープンエンドレンチ)が欲しかったのです。というのも薄型レンチが必要とされるのは椅子やテーブルのキャスターだったりするのですが、横から工具を入れるしかなく、メガネレンチ(正確には何というのでしょうか?「メガネレンチ」だと両端がO型に閉じているものですよね?オープンエンドの反対ですのでクローズエンド?) は使えないことが多いのです。それならば少ない本数で多くのサイズを確保できる両口スパナの方が便利です。
それなのに何故コレにしたのかというと素材がステンレスだったからです。とは言いつつも私の場合ステンレスである必要はありません。ステンレスが必要とされるのは主にマリン系ですので、私にはあまり関係がありません。(船舶免許も持っていますし、好きではあるのですが船などは所有していませんので)
ステンレスは錆びにくいという特徴がありますので日常使いでもメリットはあるのですが、普通に使っている分にはクロムメッキなどで十分です。と言うわけでまったくの興味本位でステンレス工具に手を出したわけですが、普通は「興味本位」で買えるほど安いものではありません。
例えば「TONE(トネ) SUS コンビネーションスパナ SMSー14」はAmazonで4,000円以上します。1本の値段です。ブランドイメージのさほど高くないTONEでもこの価格ですから、一流ブランド(ドイツではステンレス工具はわりとメジャーでハゼットなど特に力を入れています)などとても手が出ない価格です。
今回購入したのは、メーカーと言うかブランド?はクラブ(CRAB)です。よくホームセンターで目にする、TONEほど知られたメーカーではありませんが全くの無名メーカーでもありません。一般的にはTONEよりも格下(失礼)ではありますが、それでも5本セットで1,800円というのは破格です。
クラブ(CRAB)という名前よりも蟹のマークの方がピンと来る人も多いでしょう。残念ながらこの工具には蟹のマークは入っていません。いったいどこにある会社なのだろうと思っていましたが、パッケージには「株式会社サトー」と明記されていました。所在地は工具のメッカ、新潟県三条市のようです。
工具本体にもパッケージにもどこにも製造国の表記がありません。せめて台湾製であってほしいのですが、値段も値段ですし中国製ではないでしょうか。とは言え新潟県三条市にある会社です。今は単なる商社かもしれませんが、元々はメーカーだったと推測(全てあくまで推測です)されます。形はどうであれ、このような会社が生き残っているのはうれしいです。
サイズは8,10,12,13,14mmです。もっと大きいサイズが必要ですが、以前紹介したトップ薄口モンキーレンチでカバーしています。
工具の厚みですが、8,10mmは3mm、12,13,14mmは4mmとなっています。
薄くした分、強度を確保するためでしょう、スパナ部メガネ部とも幅広になっています。
「ステンレス鋼(4201)と書かれていますが、聞いたことのない規格です。SUS
規格は通常3桁番号ですし…
刻印の深さがまちまちです。上の13mmと比較して下の12mmは浅くて視認性が悪いです。表面処理も違うような?まあこの程度のバラつきは一流メーカーでもよくあります。
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