2016年6月2日

トルクスについての考察


トルクスとの最初の出会いはシトロエンを購入した時です。ちょっと内装をいじろうとしたらトルクスネジが使われていたのですが、トルクスというものを知らず「なんだこりゃ」という感じでした。


調べてトルクスという存在を知り、「普通にプラスネジを使えばよいのにやっぱりフランス車はヘンなことをするのだな」と思ったものでした。それが今ではトルクス大好きになってしまいました。


ご存じかもしれませんが「トルクス」は商標なので本来は「ヘックスグローブ」という名称を用いるべきです。しかし「トルクス」の方がなじみが良いのでここではそう呼ばせてもらいます。

プラスネジと比較したトルクスの利点
 ・カムアウトしにくい
 ・力の伝達効率が高い

プラスネジと比較したトルクスの欠点
 ・ネジ頭の規格が細かく分かれていて、それぞれ決まったサイズの工具を使用する必要がある

プラスネジを回すには工具を押しつけながら回さないとなりません。私は押す力7:回す力3くらいの気持ちで使っています。固く締まったネジの場合は9:1くらいの時もあります。トルクスだったら2:8くらいでしょうか。トルクスは楽ですしトルク管理もやりやすいです。

決まったサイズの工具を使用する必要があるという点を欠点として挙げましたが、本来はプラスネジもサイズに応じた工具を使用する必要があります。とは言うものの通常使用されるのはPH1、PH2、PH3の3種類でしょう。違った組み合わせでも使用できてしまうのはプラスネジの利点ではありますが欠点でもあります。慣れてくるとトルクスネジを見れば工具のサイズも検討がつくようになりますので不便さはありません。


ちょっと悩ましいのは「いじり止めトルクス」の存在です。星形の中心に円形の突起が付いているタイプで、通常のトルクス工具は使用できません。いじり止めトルクス工具は通常トルクスネジも回せますが肉薄な分、許容トルクは低くなります。現実的にはいじり止め工具の許容トルクを超えることはまず無いのでいじり止め工具を選べば済むと思いますが、引っかかる気持ちが無いと言えばうそになります。


通常トルクスは「T10、T20」などT〇と表記されますがいじり止めは「T10H、T20H」などT〇Hと表記されますので型番で区別できます。

通常はネジ頭が凹、工具が凸なのですが、逆もあります。「エクスターナルトルクス」と呼び、「E10、E20」などE〇と表記されます。シートベルト取り付けボルトなどの力のかかる部分で見たような記憶がありますが工具は持っていません。

さらには最近知ったのですが「トルクスプラス」というものもあります。トルクスの突起部分が角ばっています。表記は「○IP」(○はサイズ)となります。こうなると工具を揃えるのも大変です。

他にもプラスネジと似た形状で「ポジドライブ」というものがあります。45度の角度で小さな溝(ネジ側)があります。もちろん専用ドラーバーを用いるのですがプラスドライバーでもある程度回せてしまうのが困りものです。ちょっと前まで目にすることはまずなかったのですが、イケアの家具に採用されているので目にする機会も増えてきました。



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