2019年1月17日

自作ルーフラックのフェアリング③


結局、市販品に…


カングーに取り付けた自作ルーフラック、ルーフラックそのものにはまずまず満足しているのですが、そのままでは風切音がすごいのでフェアリングをどうするかで右往左往しています。

最初はお試しで木材で自作。その後木材が劣化したのでトタンで作り直しました。これで一般道における風切音はほぼ満足できるところまで改善し、トタンだから長く使えると思っていたのですが、高速道路で不満が出ました。高速域では耳を圧迫する唸り音?がして不快なのです。私は高速道路を利用することはあまりないのですが、頻度が少ないとはいえ走るときは長時間なので改善したいです。

調べた限りだと丸棒の風切音は簡単に解消できるもよう。このような↓短いブラケットを付けるだけでも良いとのこと。しかも全体を覆う必要は無く一部だけで良いらしい。



これで進行方向一番前の丸棒の風切音は改善されるのですが、今度はその後ろのラック部分が問題になってきます。そこで重要なのがラックと屋根との隙間ということらしいのです。私の自作フェアリングは部材の都合上、大きく隙間が空いていますが、ここが狭いほど効果的とのことらしいのです。


もっと高さのある部材を使えばよいのですが、なかなか見つかりません。というか高価すぎるのです。真っ先に思いつくのはプラ版(アクリル板など)なのですが、横幅が1000mm以上を確保しようとすると、細長いものは無いのでどうしても大きなものになる=非常に高価になるのです。もっと小さな板を使って左右2分割とかにすれば板のコストは下がるのですが、見た目の問題や取り付け方法が難しくなります。このように自作コストが市販品と大差ないレベルになりそうなうえ、格好(見た目)だって市販品にはかなわないので、あきらめて市販品にすることにしました。

スーリー、ヤキマ、カーメイトなどを比較し、一番安いカーメイトに(当然のごとく)決めました。ルーフラックの横幅が約120cmなので1230mmと一番長い「IN267JP」で購入価格は8,220円。



欲しいと思っても実店舗に置いてないか、あっても箱から出せないでしょうから「硬さ」がわからないと思います(私自身、不安でした)。片側を手で持つとこのくらい↓しなる程度の硬さでした。


厚みはこのくらい。(測り忘れました)


このくらい大きいとバーへの固定だけでは風圧に耐えられませんので、下側に足が付いていてルーフに固定(のせるだけ)するようになっています。ルーフに接地する部分(4か所)にはゴムが付いていますし、ルーフ側に貼る透明保護フィルムも付属していて、傷を防止するようになっています。


ルーフに接触する足は組み立て済みですが、バーに接続する部分(腕)は自分で組み立てます。↓穴の開いている部分に腕を取り付けます。経年劣化でここから割れないかが心配。


腕を取り付けると↓こんな感じ。と言いつつ、この写真、実は間違えてます。3本の腕は全て同じ形状だと思っていたのですが、実際は中央用と左右用の2種類ありました。曲がる角度が違います。


固定部分アップ。裏側は結構ゴツいですね。


表側はこんな感じでスッキリ。


これが…


こう↓なります。取付可能バーサイズは、23×32mm(INNOバー)または1.13インチ(約28.7mm)丸バーということで、28mmのイレクターは「問題なし」ということは調査済みです。不安だったのが長尺物の運搬時に邪魔になるかも?でしたが、まあ、大丈夫かな。


位置を微調整して完了。ちなみに組み立て・調整は工具不要です。調整しても全ての足がルーフと密着できませんでしたが、それで良いそうです。


ただでメーカーの宣伝をする気も無いので「inno」のステッカーは剥がそうかと思ったのですが、面積が広い分、何もないと見た目が締まりません。しばらくはそのままにしておいて、気に入ったステッカーが見つかったら貼り換えよう。


自作と比べて見た目はかなりマシになりました。肝心の騒音ですが、一般道の速度域でも若干ですが明らかに静かになりました。高速道路は走る機会が極端に少ないので、まだ検証できていません(すみません)。検証でき次第、ここに書きます。




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