キャップ付きに惹かれ20年以上使っているはんだこてから乗り換えました。
それまで使っていたものは出力が小さく温度があまり上がらなかったのが不満でした。しかし故障もしませんでしたので何となく使い続けてきました。
あるときキャップ付きの半田ごてがあることを知り、買ってみました。
goot 温調はんだこて PX-201 4,871円
はんだこては「白光」「goot」が2大メーカーです。どちらを選んでも不満はないでしょうが、個人的には温度調整などの使い勝手やこて先の入手性など、白光の方に分があるような印象を受けました。しかしキャップ付きが決め手となりgootにしました。
昔は基板等に合わせて出力の違うこてを使い分けたものですが、現在は温度調節できるものが主流なので大は小を兼ねるだろうということで70Wのものにしました。以前のものは30Wです。
早速使ってみて温度上昇の速さにビックリです。以前のものは、こての電源を入れてから他の作業をして…って感じでしたが、これは10秒程度でもう使用可能です。これだけでももっと早く買い換えればよかったと思わせます。
出力の違いもありますが、どうやら以前のものはニクロム線ヒーターなのに対して現在のものはセラミックヒーターが主流のようで、これが立ち上がりの速さの秘密のようです。ということはこの製品に限らず今どきの製品はどれも立ち上がりが早いのかもしれません。
スイッチを押して急速加熱できる機種もあったのでちょっと気になりましたが、これだけ加熱できれば必要ないな、と思いました。
事前にわかっていたことなのですが温度調整に小さいマイナスドライバー等が必要で、なおかつ壊れそうな点(実際に壊れたわけではないのであくまで印象です)がマイナスです。私としては頻繁にいじることはないので問題なしですが、必要な人には気になるでしょう。
小さい子供がいるため使用後には早々に片づけたいのキャップには重宝します。使用直後にキャップをするとキャップ自体も熱くなって危険なのは変わりないのではと心配しましたが、実際のところはキャップは暖かいと感じる程度までしか熱くなりません。
はんだこてにセットで付いてくるこて先は通常、鉛筆型と言われているものです。文字通り鉛筆の先の形をしています。B型とも言るこの形ですが実はあ
まり使い勝手が良くありません。一見細かい作業がしやすそうですが接触面積が小さいのでなかなか母材(基板側)の温度が上がりません。
そこではんだこてと一緒に交換こて先も購入しました。
goot 替こて先 3C型 PX-2RT-3C 709円
こて先はメーカー間の互換性はあるようなのですが、メーカー資料を見ても先端の太さ・角度などは表記されていますが、本体に差し込む方の太さは明記されていませんので確信が持てません。だれが保障してくれるわけでもないので素直に純正品にしました。
形状は円柱に近い円錐形の先を斜めにカットしたものです。円柱に近いものがC型、円錐にちかいものがBC型と
呼ばれ、さらに太さによって数字が付けられます。数字が大きい方が太くなります。今回購入した3Cあたりが万人向けだと思います。
この形、太さだと広い面積には有利でも細かい作業は向いてなさそうですが、使い方に慣れれば母材に当たる先端の角度を調整して細かい作業ができるようになります。
こちらが元から付いていた鉛筆型です。
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