ツインバードの壁掛扇風機です。
実家の台所に扇風機が欲しいということで物色しました。
親は壁掛け型を希望していたのでよくあるタイプの丸いファンの扇風機をまず考えました。しかしこのタイプは冬場は外さないとみっともない感じがします。年寄りに取り付け・取り外しをさせるのは怖いです。カバーをかけるというのも貧乏くさい(失礼)感じがします。
そこで目を付けたのが横長タイプの扇風機です。よくあるタワー型を横に設置したような感じです。小さいエアコンのような見てくれで冬場にそのまま設置してあってもそれほど違和感は無いでしょう。
しかし品定めしようとしてもほとんど選択肢がありません。以前はもっと種類があったような気がしたのですが。結局次の商品にしました。購入価格は9,000円弱で扇風機としては高めです。
ツインバード 壁掛けワイドファン EF-D988
製品寸法:720×205×185mm
本体質量:3.9kg
消費電力:29W(60Hz-強)
電源コード長さ:2.5m
風量3段階切替
電動式ルーバー搭載
オフタイマー機能付
付属スタンドで床置き可
リモコン付
一番の問題は果たして壁側に取り付けできる強度のある場所があるか?ということです。通常の扇風機なら取り付け部分は一か所なのですが、ワイドファンは左右2箇所あります。この寸法が事前にわかりません。本体には以下の写真のような実物大の型紙が付いているのですが、公式サイトではダウンロードできません。取扱説明書は公式サイトでダウンロードできるようになっているので、こちらの型紙もダウンロードできるようにしてほしい所です。
というわけで、取り付けに関しては本体が到着してからの出たとこ勝負になります。
以下の写真の場所に取り付けました。右に見える出入り口の上部分に横方向に(左に見える壁まで通じている)長い桟がありましたのでそれにねじ込みました。以前購入した壁裏探知機では桟の正確な場所がわかりませんでしたので(壁裏探知機の記事にも記載した)「どこ太」を使用して針で探索しました。
この場所では横方向は問題なかったものの縦方向がギリギリでした。型紙を見ると縦方向のネジ間隔が81.2mmなのでそれ以上が必要です。ツーバイフォー材のフォーの方が89mmなのでそれだと思います。
何とか収まったのでよかったです。収まらなかったらまず壁に板材を打ち付けて、それにファンを取り付けなくてはならないところでした。そうなると手間とコストがかかる他、見栄えが悪くなります。
本当はもうちょっと上に取り付けたかったのですが、致し方ないでしょう。
こちらが取り付け金具です。
本体側はこのようになっています。上の本体金具を取り付け金具に引っ掛けて、下のゴム足で壁に固定します。
取り付け金具と本体は引っ掛けてあるだけなので落下防止用の金属チェーンを結びます。金属チェーンが表から見えてしまうので見栄えが悪いです。後でなんとかしましょう。
うまい具合に右側から電源コードが延びていますので、出入り口の縁に沿わせて下に導きます。固定&目隠しに百均のコードカバーを使います。
ところが電源コードの長さが足りません。コード長2.5mはいささか短すぎると思います。
横長のルーバーと奥に見える縦長のルーバーがそれぞれ独立して動きます。これで風の向きを調整できます。通常の扇風機と違って本体の向きを変えられませんので必須ですね。
こちらが付属のリモコンです。驚くべきことに本体には操作ボタンがありません。このリモコンでしか操作できないのです。リモコンの電池はCR2032という百均にも売っているポピュラーなものですが、さすがに備蓄している家庭は少ないでしょう。電池が切れたら買ってくるまでファンが使えないということです。これは納得できない!設計者は何を考えているのでしょうか?
くどいようですが、本体には動作状況を示すパネルしかありません。
扇風機としての性能は良くありません。音がうるさいわりに風力は小さいです。事前に他の人のレビューを見て覚悟はしていたのですが、実際は想像以下でした。
これを取り付けた台所にはエアコンがありません。隣の居間にはエアコンが有り、間の扉を開放すれば台所にも冷気が入ってきます。しかし客がいる時にはと扉を閉めますし、調理しているときには熱くなります。というわけで今回、購入したわけですが、あくまでエアコンの補助のつもりです。ですからこれくらいの風力でも我慢できますが、エアコンは無いというのでしたら、これだけで夏を乗り切るには厳しいでしょう。
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