家庭用散髪器 ナショナル ヘアカッター カリオ

以前ナショナルから「カリオ」というヘアカッター（充電式バリカン）が発売されていました。


National KARIO ER322

これは耳周りの毛を刈る商品です。実物を見ればイメージが湧くと思います。歯の部分から突起が延びていて切る毛の長さを調整できます。下の短い方を耳に当て、耳のまわりをぐるっと回すと刈り上げが完成するというものです。

何とも安直な商品で安っぽいアイディア商品のようです。実際、慣れないと悲惨な結果を招きます。
しかし慣れてきて使い方をマスターすると以外と実用的なのです。自分で散髪するようになってからは必需品でした。

充電式なのですがコンセントプラグが内蔵されています。写真の上部をスライドさせるとプラグが起きてきてコンセントに直接差せるというわけです。後で裏側の写真が出てきますが、葉の位置を若干ずらすことで毛の長さを微調整できます。

もはや購入時期さえ不明ですが（少なくとも15年以上前）ちゃんと考えられています。昔の商品なので仕方がないですが防水でないことだけが残念です。
検索してみたらなんと1993年のグッドデザイン賞を受賞していました。同時に9,800円という定価も判明し、この値段でよく買ったなと我ながら思いました。

さすがに寄る年波には勝てず電源がダメになりました。充電してもろくに使用できなくなりました。
買い替えようと思ったのですが後継機種は出ていないようです。

一瞬だけは動くことから充電池の劣化なのは明らかなので改造を考えました。

内蔵電池を取り替えるのが最もスマートですが、内蔵されているのはニッカドです。今更ニッカドも無いなとニッケル水素に変えようとも思いましたが、充電機能はそのままで電池だけ変えるのは危険でしょう。
そこで電池を外付けにする方法を考えました。

内部を開け、充電池を除去し、電源ラインをプラグ穴を通して外に引き出します。模型用の単3・2本直列の電池ボックスを本体に貼り付け、配線を接続しました。こうすれば電池は一次電池でも二次電池でもOKです。通常は充電済みのエネループを使用しています。