2015年7月5日

浄水カートリッジの交換


ビルトイン浄水器のカートリッジを交換します。


ビルトイン浄水器のカートリッジの寿命は1年です。
単純に考えればフィルターが詰まる=水の出が悪くなるのが寿命と考えればよいのでしょうが、除去物質の種類によってフィルターの詰まり具合は違うでしょうからやはり流量を目安にするべきでしょう。しかし流量を測ることはできませんので一般的な家庭をモデルケースとして期間で設定していると思われます。

我が家の場合は家族も少なくあまり水の使用量が多いとは思えません。そこで私は自己責任で2年ごとに交換することにしています。
浄水器で最も怖いのは塩素の除去された濾過後の水が長時間滞留することによる菌の繁殖ですが、我が家の場合はせいぜい数日間留守にする程度なので心配いらないでしょう。

本体は三菱レイヨン・アンダーシンクタイプ浄水器A601で、対応カートリッジはUZC2000です。
このタイプのビルトイン浄水器は各設備メーカーからOEMが出ていますが、ほとんど中身は同じです。したがってカートリッジも各社から発売されていますが中身は同じです。
型番はUZC2000-○○でいろいろあります。○○の部分はメーカーによって異なりますが、違うのはラベルだけで中身は同じです。おそらく製造元は一つでしょう。
さらに言えば「UZC2000」の部分も含め型番が完全に違っていても中身は同じ商品もありますからネット上のレビューを見て判断しましょう。ただし中身の違う互換品もありますので注意してください。(互換品がダメと言っているわけではありません)

余談ですが、アンダーシンクタイプのビルトイン浄水器は写真を見て分かる通り水道配管の途中にカートリッジを挟んだだけの単純な構造で、カートリッジの水の出入り口(コネクタ)の形状さえ合えば何でも良いことになります。カートリッジの固定は必要ですがシンク下の普段目に見えない場所なので何とでもなるでしょう。

さて中身が同じであるなら型番は気にせず最も安い商品を探します。2年前はたまたまクリンスイ純正の「UZC2000」が最安だったのでそれにしました。今回は同じクリンスイですが「UZC2000-BL」が最安だったので購入しました。(おそらく「UZC2000」が一般流通向け、「UZC2000-BL」が設備業界向けだと思われます)
価格は前回のUZC2000が8,000円、今回のUZC2000-BLが7,150円でした。あまり需要・供給の変動の無い商品に思えますが、価格はそれなりに変動するようです。
こちらが外箱・説明書です。






さて前置きが長くなりましたがここから交換過程です。といっても難しいことは何もありません。

まず水道の元栓を閉めます。シンク下にあると思います。我が家の場合は写真のように3つ蛇口があり、左が湯、右側が水でそこから横向きに浄水器へ分岐しています。浄水器だけ閉めればよいのですが手が届きにくかったので元から閉めました。



カートリッジの上部にホースが2本結束されています。コネクタの根本を引き上げると抜ける仕組みです。このように配管に「IN」「OUT」と記載されている場合は大丈夫ですが記載されていない場合は覚えておいてください。


ホースを外すとホース内の水がこぼれますので洗面器などを用意しておくと良いでしょう。


カートリッジのキャップを外し、INとOUTを確かめます。


カートリッジを据え付けてからINとOUTを間違えないようにホースを繋ぎます。コネクタをカートリッジに押し付けるとガチャンと手ごたえがあり、ロックされます。一応抜けないか確かめてください。
ホースを取り付けてからカートリッジを据え付けても良いですが、ホースに無理な力がかからないようにしてください。


カートリッジには次回交換時期を記載できるスペースがあります。(無いものもあるかも)
私は次回交換時期ではなく使用開始日を記載するようにしています。日付が見えるように設置するとすぐに確認できて便利です。


水道の元栓を開けた後、蛇口を開けて水が出ることを確かめます。カートリッジ内の空気を追い出すのと製造過程の汚れを流すために数分間は流しっぱなしにした方が良いでしょう。


水を出している間、シンク下を覗いて水漏れが無いことを確認します。


こちらが今まで付いていた古いカートリッジです。



水を含んでいるため重いです。実を言うと浄水カートリッジの交換で最も難しいのは使用後のカートリッジの処分かもしれません。その話題は次回に。



0 件のコメント:

コメントを投稿