2017年5月1日

フェミミ VMR-M910


こういうものは「補聴器」だと思っていましたが、正確には「集音器」というらしいです。


父親が耳が聞こえづらくなってきたので補聴器が欲しいと言ってきました。家電やデジタル機器にはある程度詳しいと自負していますが、さすがに補聴器は範囲外です。



調べてみると私が一括りに「補聴器」と思っていたものが大きく分けて「補聴器」と「集音器」に分かれていることがわかりました。補聴器は医療器具なので価格は青天井です。集音器はもっと簡易的な補助機器で価格も安いです。

父親に聞いたところ、一番困るのが病院とかで自分の名前を呼ばれたかどうかはっきりしないとのことでした。それであれば集音器で間に合いそうです。

最初に買ったのがパイオニアのフェミミ VMR-M78 です。これを2~3年ほど使いましたが、最近になって買い替えたいと言ってきました。理由を聞いてみると「マイクと服が擦れる雑音が気になる」とのことでした。


VMR-M78は本体にステレオイヤホンを刺す形式で、見た目はイヤホン専用携帯ラジオそのままです。イヤホンのコード途中にマイクが付いているのですが、コードはぶらぶらしているのでマイクが服に当たって雑音がするのです。
これは買う前から容易に想像が付いていたのですが、VMR-M78購入当時はイヤホンとマイクが一体化しているものは非常に高価で、しかたがなくコード途中にマイクがあるVMR-M78を購入した経緯があります。

改めて現在のフェミミの商品構成を見てみると全てマイク一体型イヤホンになっていました。 下位モデルもマイク一体型イヤホンなので、これは買い替えるべきでしょう。

買い替えの前に、まず考えたのがイヤホンだけの買い替えです。マイクがコード途中にあろうが、イヤホンと一体化していようが本体との接続は同じだろうと思ったからです。しかし調べてみると接続方法(コネクタ)が全く違い、入れ替えることは不可能だということがわかりました。





父親が家電量販店で聞いたら70,000円弱だったそうです。父はネットが使えませんので私に聞いてきたのですが、ネット価格は驚くべきことに26,500円でした。今時、店舗と通販とでここまで価格の開きのある商品があったのかと驚きました。高齢者向けの商品なので高齢者はネットの価格と比較しない(できない)から(実際、父がそうでしたし)、と足元を見ている気がして、ちょっとやるせない感じがしました。

この価格なら最上位機種が買えるということで、購入したのはフェミミVMR-M910です。(上記の価格はこの機種の価格)
VMR-M78を購入した時は、初めてのことなので面倒臭がって使わなくなるかもしれないと心配して安いものにしたのですが、今回は便利さも使い勝手もわかっているので奮発して上位機種にしました。



私が使っているわけではないので使用感はわかりませんが、父は満足しているようです。デジタル式の最上位機種であるがゆえに機能が豊富にあり、年配者に使いこなせるか不安がありましたが、デフォルト設定で問題なさそうです。

私の地域では18歳以下という条件がありましたので使うことができなかったのですが、多くの自治体で補聴器購入時の補助金制度があります。この手の補助は、あえてそうしているのではと思わせるほどわかりにくいので、購入前にしっかり調べたいところです。



0 件のコメント:

コメントを投稿