16mm、18mm、20.8mmの3種類持っています。
koken(山下工業研究所)のスパークプラグソケットです。
3305P 16mm 18mm 20.8mm
差し込み角は3/8インチ(9.5sq)、12角、マグネット付きです。
それにしても20.8mmという半端なサイズはどこから来ているのでしょうか? インチ換算かと思ったのですがキリのいい数字にはなりそうもありません。
12角であることには理由があって、普通のプラグは6角なのでソケットも6角で良いのですが、一部車種には12角のプラグが採用されているようです。ソケットが12角ならばどちらにも対応できます。
どのサイズが必要だったのかは忘れましたが、最初の車を買ったときに3種類を揃えました。当時はこの3種類でほとんどカバーできると思っていたのですが、現在は14mmが主流のようで、13mmなんてのもあるようです。エンジンのコンパクト化・複雑化でスパークプラグのスペースが少なくなってきたからだと思います。今後、エンジンの小型化が進んでいくのでしょうから、もっと小さくなるのかもしれません。
保持機能のためにマグネットが付いていますが、最近はマグネットよりもゴムや樹脂などの摩擦で保持する方法が主流のようです。コンピューターに磁力が悪影響を及ぼすからと聞いたことがあります。いずれにせよ保持機能が無いとプラグホールの深いエンジンには不便です。
以前は初心者が車整備をする場合、まずはスパークプラグ点検からと言われましたので、最初に用意する工具がスパークプラグレンチだったのです。でも時代が変わり、プラグは頻繁にチェックするものではなくなり、交換頻度も劇的に減りました。初心者が手を出せるほど簡単にプラグにアクセスできる車種も少なくなっています。
そもそもスパークプラグ脱着はリスクの高い作業です。締め付けが不十分だと排気漏れが起こりますし、締め付けが強すぎればネジ山の破壊を招きヘッド修理、最悪ヘッド交換となります。プラグ交換は手軽に性能向上を狙える楽しい作業ですが慎重にやるべきでしょう。私自身も慣れた作業であるがゆえになおさら作業前には気を引き締めて作業に取り掛かるようにしています。
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