後席用アシストグリップ（簡易版）

カングーの後席にはアシストグリップがありません。まずは簡易的なものを試しました。


星光産業 アシストグリップ EE-27

年寄りにはカングーは車高（座席の高さ）が高く、乗り降りが大変だということです。そこで以前、カングーの前席にアシストグリップを付けました。前席はこれでまずまず満足したのですが、後席にも欲しいと思い、この時は「カーメイト　やわらかグリップ2　CD12」なるものを付けました。



これはつり革というか紐状のものなのであまり頼りになりませんでした。やはりがっちりと動かないものでなければ体の支えにはなりません。

まったく役に立たないというわけでもないのでしばらくは使っていました。しかし最近「星光産業 アシストグリップ」というものがあることを知り、購入してみました。




前席のヘッドレスト支柱に固定する棒状のグッズです。

支柱の太さは車によって違いますので3種類のスペーサーでちょうどよい太さに調整します。カングーの場合、中間の太さがピッタリでした。

支柱の間隔は車によって違いますので一方（グリップと反対側）の穴は長くなっています。カングーの場合は最も狭い間隔になりました。グリップは外側に向く（安全上反対向きは禁止だということです）ので、余った分がセンターコンソール側に出っ張ってしまい多少不格好です。

装着してみるとこのようになります。グリップがもう少し長い方が使いやすいと思いますが、突起物が車内にあると危険ですし、長いとそれだけシートに負荷がかかるので仕方がないところでしょう。

実際に使ってみると多少グラつきます。グラつくのはこのグッズのせいではなく、シート、ヘッドレストの剛性が不足しているからです。本来想定されていないであろうヘッドレストをねじる方向で力がかかりますので仕方がないのでしょう。

やわらかグリップよりはかなりマシなのですが、位置的にも後席やドアから微妙に離れていて乗り降りの時に助けになるかは微妙なところです。国産ミニバンを見るとアシストグリップはBピラーに縦に取り付けられている例が多いようです。やはりその場所がベストポジションであることを再認識しました。