2016年9月7日

実践Webデザイン jQuery+CSSフレームワークでサクサクつくる「動き」と「仕掛け」


本を読み終わりましたので少しだけ感想を書きます。


Amazonでkindle版を999円で購入しました。(定価だったら買いません)

発行日が2013年8月と古いのは承知の上です。Webの世界で3年前となるとかなり古く、使い物にならないことも多いです。ですからこの本に載っているプラグインやソースをそのまま使うことは考えていません。実際、本のサンプルプログラムも動かないものがいくつかありましたし、取り上げているプラグインにも既に公開終了しているものがありました。ですから本の通りにやってみたいという人には全くお勧めできません。


私の場合、この本の巻末にも書かれていましたが「引き出しの多さ」のために役に立つのではないかと考えました。たとえば有名なプラグインに「masonry」があります。この名前を知らなかったらどのように情報収集するでしょうか?「小さなブロックがたくさん並んでいるページで、ウィンドウサイズによって自動的に並び替えをする」とでも検索するでしょうか。これは少し前に私自身が実際にこのように検索し、最終的にmasonryにたどり着いたという実話です。masonryを知っていれば検索する時間を省けたはずです。


また、プラグインの名前を知らなくても効果を知っていれば、デザインの段階で「このような動きだったら実現できるはず」という実現可能なアイディアを提案できます。あるいはプラグインの存在を知っていれば一からスクラッチして作る苦労をしなくてすむかもしれません。


この本に載っている内容をそのまま実践する必要は無く、ただ手掛かり(ヒント)になればよいのです。先ほどの例でいえばmasonryは定番ですが「masonry」でググってみれば、もっと目的に合ったプラグインが見つかるかもしれません。結果的に本に載っているプラグインを使わなかったことになるのですが、本はしっかり役に立ったわけです。


普段から情報収集していればこのような本は必要ないのでしょうが、私はデザイン専業ではないのでなかなかトレンドを追っかけられません。世の中にはこの本より優れたまとめサイトがあるのかもしれませんが、私には役に立った本と言えます。

本の記述はプラグインの設置(読み込み)部分は丁寧すぎる一方、htmlソースは説明不足の感がありましたが、まずまずわかりやすい部類だと思います。(オフィシャルサイトでは英語表示なので)オプションの説明を記載しているのは便利です。ただし最新バージョンではオプションが変更されている場合もありますので注意が必要です。





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