2016年9月20日

太陽の明かりを室内に取り込めるライティングマシン「Lucy」


コレ、かなり気に入りました!


Lucy: Light Indoor Spaces With Real Sunshine


窓はあるけど直射日光が入ってこずに暗い部屋があったとします。屋外の日の当たる場所に鏡を置いて、そこからの反射光を窓に向けて部屋を明るくしようという商品です。
これの特長は太陽を自動追尾して常に角度を調整できることです。しかも調整する電力は太陽電池から供給されるのでワイヤレスなのです。

Gigazineで取り上げられていました。
太陽光で発電し全自動で大きな鏡を動かして太陽の明かりを室内に取り込めるライティングマシン「Lucy」

この商品は開発中でクライドファンディングで出資者を募集中です。
Lucy: Light Indoor Spaces With Real Sunshine | Indiegogo

199ドルを出資すると商品1個がもらえます。日本にも発送してくれて、その場合は別途70ドルかかります。現在のレートで27,500円ほどとなります。送料が高いですが直径40cmと大きいですし鏡なので壊れやすいということで仕方がないでしょう。発送は2017年5月が予定されています。

クラウドファンディングですから発送が遅くなったり最悪の場合商品化に至らないかもしれません。その場合には出資金は戻ってきません。安くはない金額ですが応援してみたいと思いました。

Indiegogo のサイトで途中まで入力してみました。「Shipping Address」の「Country」にJapanと入れると自動的に70ドルが加算されます。支払い方法はPayPalが選べます。私はこれまで海外通販やeBayを何度か利用したことがありますしPayPalも利用していますので手続き自体はかなり簡単に感じました。

本当にもうポチる寸前にまで行きましたが、今一度利用シーンを想定してみることにしました。そこでハタと気付いたのです。「ダメじゃん!」

下の図を見てください。太陽がこの位置にある場合は良いのです。サイトのムービーを見る限りでは台座は本体とはつながっていないので鏡を水平状態に設置することは可能に見えますので、このように設置できると思います。この場合は家に近い位置にLucyを置けます。


問題は太陽が下の図のような位置する場合です。この場合、Lucyは家からかなり離れた場所に設置しないと太陽光を反射できません。サイトの動画ではこのケースだったのですが、見たときにちょっと違和感がありました。その違和感の原因がわかりました。「なぜこんなに離れた場所に置くのだろう?」と思ったのですね。


一つ上の画像の場合は「良い」と書きましたが、その場合であっても、Lucyと家との距離が近すぎると窓との角度が取れずに光が十分に入ってこないことがわかります。(Lucyを高い位置に置けば多少は改善されるとは思います)

敷地の広いアメリカなら良いのでしょうが日本ではどうでしょう?少なくとも私の家では無理です。ほんの数メートルしかない庭かベランダに置いて使おうと目論んでいたのですが、その場所に日が当たっている時にしか使用できないのですね。考えてみれば当たり前です。それなら銀マットでも置いておけば済む話です。

というわけで出資は取りやめました。久しぶりに心ときめく商品に出会えたと思ったのですが残念です。

こちら↓のようなソーラーパネルと照明が分離しているタイプの物の方が実用的かもしれません。Lucyのようなガジェット好きの心を揺さぶるような要素は小さいので、やるなら自作ですね。





0 件のコメント:

コメントを投稿