前車のXantiaは「ペーー」という気の抜けた情けない音でした。思わず力が抜けるような感じで個人的にすごく気に入っていました。
カングーも同じフランス車ということで同じような音を期待していましたが、実際には原付のような「プーー」という音です。一言でいうとコストダウン丸出しの安っぽい電子音です。
めったに使う機会は無いのですが、一度気になリ始めると交換せずにはいられなくなりました。
気に入った車種の純正品を取り寄せるのが一番です。ネットで検索すると旧カングー用やルーテシア用などに交換している人もいるようです。でも私には取り寄せるツテは無いので市販品から選ぶことにしました。こんなことならXantiaは廃車にしたのだから取り外せはよかったと後悔しました。厳密にはいくら廃車にするとはいえ移動時にホーンが鳴らないのは問題になるでしょうけど。
音についてはネット上で試聴できますのでいろいろ聴きましたが、今一つわかりません。(明らかに好みでは無いものはありましたが)
実店舗で周りに人がいない隙を見つけて鳴らしてみました(勇気がいります)が、わかったことは「スタンダードなモデルはスタンダードな音がする」こと位でした。
結局、威圧的だったりヤンキー風だったりしなければ良いと妥協しました。
取り付けを確認すると、ホーンはグリルと内部パネルの間に収まっており、横方向は余裕がありますが、縦方向・奥行方向はかなり狭いです。
そこでできるだけコンパクトなものとして「ミツバサンコーワ・アルファーⅡコンパクト」にしました。
以下うたい文句です。
“アルファーⅡ比で重量比▲40%、体積比▲20%を実現しました。更にステー角度変更可能で、取付スペースの少ないコンパクトカーや軽自動車へ最適です。”
これだけコンパクトさを強調しているのですから、これでダメなら諦めよう。
ミツバサンコーワ アルファーⅡコンパクト
MITSUBA ALPHAⅡ COMPACT
2,627円
480/400Hz
交換方法ですが、グリルなどは全く外さずに作業しました。(表から見えるグリルは簡単に外せますが、これをだけを外しても全く意味はありません)
隙間からのぞき込むと上からステーが下に伸びてきて、ステーの一番下でホーンと固定されているのがわかります。
購入したホーンは2連ですので、車体からのステーの一番下にさらにステーを左右に伸ばしてそれぞれのホーンに接続します。ステーがY字になるということです。T字の方が接続は楽なのですがスペースが限られているため、より自由度の高いY字にしました。
写真を見ると手前に一つ目のホーンが見え、その奥に3本のステーを束ねているボルト・ナットが見えます。奥側のホーンは見えません。
Y字の角度は現物合わせで調整します。角度が決まったらボルト/ナットはきつく締めてください。振動で緩むとホーンが下がってきます。
前後方向はワッシャーで調整するかステーを曲げて調整します。
狭い場所での作業ですが、何とかうまくいきました。
配線ですが、元のコネクタを残したまま途中から分岐させ、ホーンと接続しました。これで元に戻すのも簡単です。袋状になっている部分に収まるので以外と雨には濡れませんが、防水対策はしっかりとしましょう。
写真は外した純正ホーンです。
カングーの場合、ホーンからの音は直接耳に届くのではなくグリルに阻まれますので、多少こもった感じに聞こえます。そのことが良い方向に働き思っていたよりも良い音になりました。
それにしても自分がホーンを交換する時が来るとは夢にも思っていませんでした。
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